放射MTGメモ(2013/08/26)

参加者

  • 倉本圭、はしもとじょーじ、高橋芳幸、高橋康人、大西将徳

line-by-line 放射計算プログラムの開発(大西)

  • 系外惑星研究会に向けて
    • Nakajima et al., 1992 的計算を line by line による吸収係数を使って計算する
      • 目的
        • 系外惑星の射出限界がどうなるかグレーでない大気で計算
        • Goldblatt et al., 2013 の追試
        • オブザーバブルは何か
      • 計算条件
        • 地表温度: 100 - 2000 [K]
        • 水蒸気大気 (できれば水素を混ぜる)
        • 散乱あり、雲なし、中心星放射なし
        • 放射対流平衡大気
      • モデル、データソース
        • 吸収係数計算: onishi モデル, 放射計算: dcpam 5 の放射コード
        • 吸収線データベース: HITEMP2010, (HITRAN2012)
      • 計算アルゴリズム
        • 吸収係数は、適当な温度圧力でテーブルを用意し、そのテーブルから内挿して計算
          • 温度: 100[K]刻み?, 圧力: 1ケタ刻み?
          • どのように内挿するか
        • 対流圏は湿潤断熱減率により温度を決定
        • 成層圏は温度一定を仮定
        • 成層圏のnet flux が 0 となるように対流圏界面を決める
  • mtg 資料

木星大気の計算(高橋康)

  • NH3 の混合比
    • 200 [K] より高温では、実験により求められた蒸気圧と、アントワン式、クラウジウスクラペイロンによるものはよく一致
    • 200 [K] より低温で、アントワン式、クラウジウスクラペイロンによる計算値が異なる
    • 200 [K] より低温の実験値を探している: CRC ハンドブックを見てはどうか
  • GJ504b の放射スペクトル計算
    • 有効温度 500 [K] 程度のガス惑星の放射対流平衡構造計算
    • 観測された物理量から大気を復元する方針にすべき(有効温度 500 [K] を基準にするのではなく)
  • すばる観測プロポーザル
    • ガニメデ食の明るさの観測

次回の日程

  • 2013/09/02(月) 9:00-