放射MTGメモ(2016/07/06)

参加者

  • 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋康人, 大西将徳

系外惑星放射計算プログラムの開発 (大西)

  • 放射モデル開発
    • 金星大気の放射伝達計算に必要な過程の導入.
      • 導入したもの.
        • 分子の線吸収の吸収線形
          • Lorentzian の導入
          • CO2 sub-Lorentzian の導入 (Pollack et al. (1993))
        • 分子の連続吸収
          • 密度の2乗に比例する連続吸収の導入 (Pollack et al. (1993))
          • 比例係数は外部変数
        • Rayleigh 散乱
          • 様々な分子の Rayleigh 散乱を導入
            • 分極率を与えて計算 (分極率は CRC handbook より. 分極率の波数依存性無視. )
            • 非等方因子無視
            • 30分子. 金星計算に必要な分子種 (H2O, CO2, CO, SO2, HF, OCS, N2) を網羅
      • 今後導入する必要があるもの.
        • 粒による吸収, 散乱
          • Mie 理論計算
        • アイソトープ
          • 金星の比率で計算できるようにする
        • 放射計算
          • 放射角度を考慮した放射計算ができるようにする
    • その他のモデル改良
      • 吸収係数、散乱係数からもフラックスを計算できるように改良
    • コメント, 議論など
      • 金星放射伝達コードの目指すものは何なのか? 放射コードで何をしたいのかを考えるべき.
  • 放射対流平衡計算による成層圏温度の推定
    • 検討する事項
      • 放射時定数の見積もり
      • 吸収係数の温度依存性の加熱率への寄与の見積もり
      • 波数解像度の加熱率への寄与の見積もり
      • 顕熱、潜熱の寄与の見積もり
  • mtg 資料

木星大気の計算 (高橋康)

  • 成層圏・対流圏ヘイズによる日射加熱の見積もり
    • 対流圏に与える日射量の決定
      • Zhang 2015 では日射総量が異なる
        • 比を保ったまま調整する
      • 成層圏放射収支の再現
        • 再現する必要があるかの見積もりをおこなう
    • 日射吸収分布の設定
      • ヘイズの光学特性は成層圏のものを用いる
      • 分布については先行研究の再検討から見積もりを得る
    • 日射吸収による加熱率分布の解析
    • To do
      • 対流圏界面付近のヘイズ・雲についての先行研究のまとめ
      • 温度・光学特性・物質分布の相互作用についての物理的考察
        • 本モデルからの知見によって何が得られるのかを見極める
  • mtg 資料

次回の日程

  • メールで調整する (大西)