比較のためまず上流差分スキーム(22)式だけを用いて計算を 行なった. スキームを再掲すると以下のようになる.
ここで,
である. これを時間方向に修正オイラー法(2 次のルンゲクッタ)を用いて 計算した.
1 回転後(628ステップ)と 3 回転後(1884ステップ)後の結果 をFig.2とFig.3にそれぞれ示す. 上流差分では 数値拡散が大きいため 1 回転後 で既に初期分布は大きく損なわれている. 3 回転もすると初期分布はあとかたもなくなってしまう.