次は対数座標軸の例である. 対数座標軸の描画は ULPACK が担当している.
対数座標軸を描くには, まずSGSTRN
によって
対数変換をあらわす変換関数番号を設定しなければならない.
すなわちSGSTRN
の引数として
2 (Y軸のみ対数変換), 3 (X軸のみ対数変換),
4 (X, Y軸とも対数変換) のどれかを指定する.
対数座標軸を描くサブルーチンはULXLOG
, ULYLOG
である.
ここでも, 最初の引数は座標軸を描く場所を指定する.
2つめの引数は, 1桁の範囲に描くラベルの数であり,
X軸については1となっていて, 10**n のところにのみラベルが描かれている.
またY軸については3となっていて, 10**n 以外の
2 × 10**n, 5 × 10**n にもラベルが描かれている.
3つめの引数は, 1桁の範囲に描く目盛りの数を表している.
ここでは1から9すべての目盛を打つように, 9を指定している.
またX軸とY軸につけるタイトルは, それぞれ右寄せ(1.0), 上寄せ(1.0)して描いた.