MATH1 (数学処理下位パッケージ)は, 地球流体電脳ライブラリ群のなかでも, もっとも基本的なサブルーチンおよび関数を集めたパッケージである.
MATH1 は, いくつかのサブパッケージからなる.
これらの中の多くのサブパッケージでは,
「欠損値の処理」や「実数の誤差を考慮した大小関係の判定」
ができるようになっている.
なお, これらのサブパッケージの中でソースレベルでの機種依存性が
あるのは OSLIB のみである.
( SYSLIB はシステムに依存する定数を管理している. )
以下本章では, MATH1 の特色である内部変数管理, 欠損値処理,
並びに, 誤差を含めた判断について若干の解説をおこない, さらに, そのよ
うなパッケージのよってきたる FORTRAN 77 の構造について説明を行なう
ことにする.
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