通常, ユーザーが使うのは主として SGPACK のルーチン群で,
その他のパッケージを使わなければならない場合は少ない.
しかし, 実際の描画動作は SZPACK がおこなうので,
基本的には SZPACK だけでプログラムを書くことも可能である.
SGPACK は各種パラメタ設定などのオーバーヘッドにかなりの時間が使われて
いる場合があるので,
高速化を計るためには SZPACK を使えばよい.
GRPH1 の内部変数管理ルーチンは SGPACK の SGpGET/SGpSETと
SWPACK の SWpGET/SWpSETだけである.
ここで p は, 変数のタイプ別にR:実数; I:整数;
L:論理変数; C: 文字変数 を表わす.
このマニュアルでは以後, タイプ別のエントリ名を総称して SGpSETなどと
書く.
SWpGET/SWpSETは主に機種依存パラメタを管理しているので,
GRPH1 の主要な内部変数は全て SGpGET/SGpSETによって管理されている.
なお, これらのパッケージのうち, 機種依存部分を含むのは SWPACK だけである.