折れ線の図形出力(polyline primitive)に関するサブルーチン群.
GLpGET/GLpSETが管理する内部変数'LMISS'を.TRUE.にすると 欠損値処理をおこなう. つまり欠損値の前後は線で結ばない.
内部変数'LCHAR'を.TRUE.にするとラベル付きの折れ線を描く. ここでいうラベル付き折れ線とは,描くべき線分のある長さを1サイクルとして, その一部分を空白域としその空白部分に指定した文字列を描くものである. ラベルとしてつける文字列はSGSPLCで指定する ([here]節参照); その文字列の高さはSGSPLSで指定する ([here]節参照). サイクルの定義などに関しては SGpGET/SGpSETが管理する内部変数を 参照のこと([here]節).
なお,内部変数'LCHAR'を.TRUE.とした効果は線分描画ルーチンす べてに及ぶ.したがって,'LCHAR'を.TRUE.としてラベルつき線分 を描いたあとは必ず.FALSE.に戻しておかなくてはいけな い.
U/V/R座標系で折れ線を描く.属性も同時に指定する.
CALL SGPLZU(N,UPX,UPY,ITYPE,INDEX)
CALL SGPLZV(N,VPX,VPY,ITYPE,INDEX)
CALL SGPLZR(N,RPX,RPY,ITYPE,INDEX)
N (I) 配列UPX, UPYなどの長さ. UPX, (R) 長さNの配列. 折れ線を結ぶ点のU座標系における(X, Y) UPY 座標の値を与える. VPX, (R) 長さNの配列. 折れ線を結ぶ点のV座標系における(X, Y) VPY 座標の値を与える. RPX, (R) 長さNの配列. 折れ線を結ぶ点のR座標系における(X, Y) RPY 座標の値を与える. ITYPE (I) ラインタイプ.SGSPLT参照. INDEX (I) ラインインデクス.SGSPLI参照.
U/V/R座標系で折れ線を描く.
CALL SGPLU(N,UPX,UPY)
CALL SGPLV(N,VPX,VPY)
CALL SGPLR(N,RPX,RPY)
N (I) 配列UPX, UPYなどの長さ. UPX, (R) 長さNの配列. 折れ線を結ぶ点のU座標系における(X, Y) UPY 座標の値を与える. VPX, (R) 長さNの配列. 折れ線を結ぶ点のV座標系における(X, Y) VPY 座標の値を与える. RPX, (R) 長さNの配列. 折れ線を結ぶ点のR座標系における(X, Y) RPY 座標の値を与える.
SGPLU, SGPLV, SGPLRで描く折れ線のラインタイプを設定する.
CALL SGSPLT(ITYPE)
ITYPE (I) 折れ線の線種(初期値は1) . ITYPEが1のとき実線, 2のとき破線, 3のとき点線, 4のとき1点鎖線となる. その他の0以外の整数は下位Nビット (Nは内部変数'NBITS'で決まる値. 初期値は16; [here] 節参照)のビットパターンを用いて線種が設定される. たとえばN=1 のビットパターンを用いて線種が設定される. たとえばN=16でITYPE = Z'0000F0F0' (16進定数)のとき, '4bits ON 4bits OFF 4bits ON 4bits OFF' のような破線が設定される. 1ビット当たりの長さは内部変数'BITLEN'が決める. ラインタイプの作画例は[here] 節参照.
CALL SGQPLT(ITYPE)によって参照できる.
SGPLU, SGPLV, SGPLRで描く折れ線の ラインインデクスを設定する.
CALL SGSPLI(INDEX)
INDEX (I) 折れ線のラインインデクス ( [here] 節参照;初期値は1).
CALL SGQPLI(INDEX)によって参照できる.
ラベルつき折れ線を描くとき,その文字列を指定する.
CALL SGSPLC(CHARX)
CHARX (R) 描く文字列(初期値は'A') .
CALL SGQPLC(CHARX)によって参照できる.
ラベルつき折れ線を描くとき,文字列の高さを指定する.
CALL SGSPLS(RSIZE)
RSIZE (R) 文字列の高さをV座標系の単位で 指定する(初期値は0.02) .
CALL SGQPLS(RSIZE)によって参照できる.
設定されている文字列の最後の文字の文字番号を1つ増やす.
CALL SGNPLC
なし.
NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov> Last Modified: Thu Aug 31 13:05:57 EDT 1995