4.3.3 SHTLAP

1.
機能
スペクトルデータに対してラプラシアンを演算する.

2.
定義
球面調和関数展開

(4.13)

に対して、水平Laplacian

(4.14)

を作用させると, 球面調和関数の性質から,

(4.15)

となる. そこで,

(4.16)

を導入すると,

(4.17)

と表せる. また, 逆に

(4.18)

であるとき,

(4.19)

を導入すると,


(4.20)

と表せる.

本サブルーチンは, IND=1の場合はAmnから を, 

IND=-1の場合はAmnから を計算するものである。

3.
呼び出し方法
SHTLAP(MM,IND,A,B)

4.
パラメーターの説明
MM (I) 入力. 切断波数(M).
IND (I) 入力. ラプラシアンの演算形式を指定する(上記定 義を参照).
A (R) 入力. Amnが格納されている配列(長さおよび並び 方は SHTNMLを参照).
B (R) 出力. Bmnが格納る配列(長さおよび並び 方は SHTNMLを参照).

5.
備考
(a)
IND=-1の場合, B00=0が代入される.