2.3.3 SINTI/SINT

1.
機能
奇の周期データのSINE変換をおこなう. SINTIは初期化をおこなう; SINTはSINE変換をおこなう.
2.
定義
順変換は次のように定義される.


\begin{displaymath}X_{k} = 2\sum_{i=1}^{N}x_{i}\sin \frac{\pi ik}{N+1},\mbox{\hspace{1em}}( k = 1, \ldots, N ). \end{displaymath}

逆変換は順変換と同じである.

3.
呼び出し方法
CALL SINTI(N,WSAVE)
CALL SINT(N,R,WSAVE)
4.
パラメーターの説明
N (I) 処理するデータの長さ.
WSAVE (R) 作業用配列. 長さは少なくとも 2.5 N+15以上でなければならない.
R (R) 処理する実数型配列. 入力パラメータでもあり出力パラメータでもある (上記定義参照).
5.
備考
(a)
SINTは逆変換でもある. また, この変換では正規化されない. つまりSINTを2回続けて呼ぶと, もとの2(N+1)倍の値が返される.