dcmodel ミーティング記録(2017/07/25)
参加者
- 北大
- 石渡, 小高, 村橋, 荻原
- 神戸大
- 林, 高橋, 松田, 樫村, 河合
- 松江高専
- 杉山
- 九大
- 中島
- 福大
- 乙部
- 京大
- 佐々木, 納多, 竹広
薄い回転球殻対流モデルのベンチマーク(竹広)
球殻がとても薄い近似モデル
- 動径微分に関わるメトリック項で動径を外側半径にする.
- 動径方向を Chebyshev でなく sin, cos で展開する.
- 展開関数がラプラシアンの固有関数になるので, 拡散項の陰解法やポテンシャルの計算が簡単になる.
- チェビシェフよりも CFL 条件がゆるくなり, 計算速くできるかも
- ただし回転系でのコリオリ項の鉛直展開の収束が悪くなる
各スパコンでの計算効率
- SUPACK での MPI 並列の伸びが jm/16 ぐらいで頭打ち
- Knigts Landing は Sandy Bridge の半分ぐらいの速度しか出ない
- ES ルーチンは MPI 並列の伸びがよい
- Sandy Bridge での計算速度は ES3 とコンパラになってる
- モデルのメインを変えることなく, 変換エンジンの交換により同等の計算効率が出せることを示せている.
課題
- 薄い近似モデルの正当性チェック. チェビシェフモデルとの解の比較
- CFL 条件がどれくらいゆるいか?
- 京でもベンチマークすべき
- 各マシンでの高解像度球面調和関数変換チェックを行っておくべき.
DCPAM のスポンジ層の使い勝手に関する報告と相談(納多)
スポンジ層の設定の仕方が間違えやすい
- DCPAM は帯状成分/非帯状成分を分けてスポンジ設定ができる. デフォルトは, 帯状 OFF, 非帯状 ON.
- FlagSpongeLayerforZonalMean という NAMELIST 変数の存在に気づかない.
- DCPAM のコードの、スポンジ層の設定部分が分かりにくいのでは
今日の議論での結論
- 今回はコードには手を入れない
- らくらくを念頭に今回の問題点を文書にまとめる(納多)
- そのうえで不満点をまとめ, 必要ならコード等の提案を改めて行う(納多)
- conf ファイルのサンプルに FlagSpongeLayerforZonalMean を追加(高橋)
- 全種類書いた conf ファイルを別途用意するのが理想的だが, それはまたいずれ.
次回日程
- 2017/10 以降. メールにて調整