dcpam (火星モデル) 作業ミーティング記録 (2014/09/22)

参加者

• 北大
  • 石渡, 荻原
• 神戸大
  • 高橋(芳), 船橋

船橋からの報告

• 金星計算 T21 を実施しようとしたが実行時にエラーが出て止まってしまう. U, V, Temp の値がおかしくなってる DelTimeValue を 5min にしても走らない.

  計算例に挙がっていた conf ファイルと比較してみると HDEFoldTime が違う.

  • TODO
    • HDEFoldTime を変えた T21 の計算を試してみる.
    • 今計算ができている T10 の場合について図を作成して web に並べる

荻原からの報告

• 地表面特性を水平一様にした場合の計算と地表面特性として MGS データを 場合との比較を行っている.
  • 結果の図を並べたページは以下の通り.
    • 地表面特性として全て MGS データを与えた場合
    • 地表面特性を全て全球平均値にした場合
    • 地形のみ MGS データ, それ以外は全球平均値を与えた場合
  • 地形有り/無しの場合で表面の短波放射量, 及び表面温度が どの程度変わり得るのか荒っぽく見積もった. エイヤッと見積もると, 火星で 3000m 高度が違っても 表面温度の値はあまり変わらない.
  • これまで, 全球平均値を正しく計算できていなかったが, 正しく面積の重みをかけて全球平均値を計算した.
    • 地形, 熱慣性, 表面アルベドの 3 つ全部一様にした場合と と地形だけ入れた場合で, DDAF フラックスの全球平均値の 季節変化を見た.

      • 3 つ全部一様にした場合: Ls=0 で極小(かつ最小), Ls=180 でも極小 Ls=90 で極大, Ls =270 で極大(かつ最大)

        Ls=90-120 における MSF のピーク値は大きい.

      • 地形だけ入れた場合: Ls=90 における極大が現れなくなる. Ls=270 における極大は現れるし, その極大値(最大値)は ほとんど同じ.

        Ls=90-120 における MSF のピーク値は, 3 つ全部一様にした 場合に比べて, 小さい

  • 気になる問題
    • 各緯度で一番大きくなるのはどの季節か? それがハドレー循環の上昇流の位置とあっているか?
    • 今は3 つ全部一様にした場合, 北と南の夏で ダストフラックスの大きさが違う (南半球の夏の方が DDAF が大きい) 惑星軌道を円にしたらどうなるか?
• ダストの移流をさせた計算も実行中. いくつか図も書いたけど, これまでの実験との比較はまだこれから.

次回日程

• 2014 年 09 月 30 日 (火) 14:00- TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて