DCPAM 作業ミーティング記録 (2015/06/24)
参加者
- 北大
- 石渡, 川原
- 神戸大
- 高橋(芳), 林
- 宇宙研
- 村上
高橋からの報告
- DCPAM における物質移流計算について
- atmospheric tape recorder を見てみた.
- dcpam5-20150217 版に手を入れたものを使用
- SST, 海氷面密度, オゾン混合比は気候値.
- T42L26
- 積分時間は 3 年
- CH4 から H2O への反応は考慮されてない.
- 結果 北半球夏の時期にsigma = 0.1 面から上に 比湿が大きな領域が伸びているように見える. 水蒸気量の値自体も, そんなに悪くない (ファクター 2 まではずれてない) しかし, 鉛直伝搬しているようには見えない.
- 鉛直解像度を変えて計算してみた.
L26, L29, L32, L36
対流圏中層より上の領域で層を増やす.
- L32, L36 では上に行くほど比湿が大きくなってしまった.
- 質量補正が問題?
- Bermejo and Conde (2002) の質量補正法を試してみた.
- 大雑把には, 高次の内挿と一次の内挿の差が小さくなるように補正する.
- Diamantakis and Flemming (2014) でなかなか評価が良い.
- L32, L36 では比湿が上空ほど大きくなる, という変なことは 起こらなくなった. 依然として上方伝搬はそんなに見えてない. まだ, 解像度が足りていないのだろう.
- 物質分布の計算は容易ではないことが確認された. 今後の使用時には,
個々の事例に応じて確認が必要.
- 今回の事例 (地球の tape recorder) については, Bermejo and Conde (2002) の方法を用いることで改善されることが確認されたが, 他の条 件で上手く動作する保証はない.
ミーティングの曜日・時間について.
来週は
07/01 (水) 14:00 - 16:00
に行うが, その次からは火曜日 15:00 に行うことにする.
次回日程
- 2015 年 07 月 01 日 (水) 14:00- TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて