DCPAM 作業ミーティング記録 (2015/07/01)
参加者
- 北大
- 石渡, 川原, 成田
- 神戸大
- 高橋(芳)
- 宇宙研
- 村上
石渡からの報告
- 水惑星 (SST 固定) 実験における雲の消滅時間に関する検討.
- 地球設定計算でチューニングした雲の消滅時間 (1500 秒) を 使って水惑星実験をやってみると, APE プロジェクトでなされた 他モデルの結果とくらべて赤道で OLR が小さくなり, 中緯度で OLR が大きくなる傾向にあるようだ.
- 今後は, 水惑星設定で他モデルと同様の放射収支を実現できる雲の消滅 時間があるかどうかを検討したいと考えている. が, そもそもこの方法で 他モデルと同様の結果が出せるようになったからといって良しとするのか どうかよく考察したい.
- 発表資料は <URL:http://dennou-k.gfd-dennou.org/library/dcpam/ClipBoard/2015-07-01_momoko_APE-CLT/2015-07-01_momoko_APE-CLT.pptx>
村上からの報告
- 簡単金星計算
- YT2003 に載っていた eddy damping を実装した. Yamamoto and Takahashi (2003) (2003 年の1 つめの論文) の強制を使用した計算 をやって, eddy damping あり/無しの比較を行った. 図は <URL:http://dennou-k.gfd-dennou.org/member/murashin/temp/venus/dcpam5-exp/meanfield/T10L50-eddy-damping/> 以下に並んでいる. eddy damping を入れても平均場はほとんど変わらない.
- 次は, Yamamoto and Takahashi (2003)(2003 年の2 つめの論文) に書かれていた設定 となるべく同じ設定で走らせる予定. eddy damping 無しでは計算が落ちてしまった.
dcpam の地球設定における(質問)
- 雪が降る点では src/surface_properties/modify_albedo_snowseaice.f90 の計算にしたがって 表面アルベドの値を計算する.
- 雪が降らない点では, 入力する地表面データの値が用いられる. この値は季節変化する.
次回日程
2015 年 07 月 08 日 (水) 14:00- TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて
その次の週からは火曜日の 15:00 から行うことにする.