DCPAM 作業ミーティング記録 (2015/12/15)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原, 成田
- 神戸大
- 高橋(芳)
石渡からの報告
DCPAM 最新公開版 (dcapm5-20150804) を使おうとしてみている.
もともと陸惑星計算で Abe et al. (2005) と違う結果が出ていた問題を 新しいソースで確かめようとしていた. しかし, そもそも地球設定で走らない 問題につきあたった. 今は, なぜ走らないのか原因を究明しようとしている ところ.
現象としては, 北大のパソコンで走らせると, 走ったり走らなかったりする. 走らない場合はあっと言う間に落ちる (0.25 日も走らない). 落ちるときには,
- ** ERROR (Code -1000) [cloud_utils] *** Evaporation loop is not convergent, 101, NaN.
というメッセージが出てしまう. どういう場合で走ってどういう場合で走らないのか, その切り分けは まだできていない.
- 環境研の SXACE でも新しいソースコードを試したみた. 最新公開版 dcpam5-20150804 版は走らない. 堀之内から報告があった 0-dev エラーが起きて止まるようだ. 20151213 時点でのソースのスナップショット (これは上記の 0-dev エラー を修正したもの) は走るようだ. これについては, まだちゃんと確認していない.
- TODO さらに, コンパイラを変える・マシンを変える・ノードを変える, とした場合で同じ問題が発生するかどうかを確認する.
荻原からの報告
- 観測された地形を与えた場合の DCPAM 計算で得られる ダストデビルによるダスト巻き上げダストフラックスと 水平風の分布との関係を見ている.
風ベクトルの動画を作ってみた. Ls=270 の時期. 地形高度の等値線と地表風ベクトルの重ね描き.
斜面の勾配の向きに沿って風が吹いているように見える領域も あれば, そうでない領域もある (斜面風で決まっている領域とそうでない領域があるように見える).
- TODO
- 地表風を時間平均値と時間変動成分などに分解してみる.
- 風のベクトルの unit vector の取り方を工夫する (ちゃんと図の縦横比とあうようにする).
次回日程
- 2015 年 12 月 22 日 (火) 10:00 TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて