DCPAM 作業ミーティング記録 (2016/10/03)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原
- 神戸大
- 高橋(芳), 松田
- 理研 AICS
- 河合
松田からの報告
60 m slab ocean の計算した. 24 年 おおむね平衡に達しているように見える (表面温度の経度平均の図で確認した). 次は, slab ocean と swamp の結果を比較できるように Ts の図を作ってみた.
slab ocean の Ts 東西平均分布はかなり NCEP の再解析データ と近い (ように石渡には見える). swamp ocean の Ts は slab ocean の計算結果, NCEP に比べると だいぶ低い (20K 程度?).
次回には, OLR, 雨, 東西平均東西風, 質量流線関数などの 図も作成する.
- Abott の論文 (snowball の計算の話; Abott et al., 2012 と Abott et al., 2014) を読んでみた. 論文内容を紹介する話をまとめてきた. しかし, 時間がなそうだったので 次回のミーティングの時こそやることにした.
荻原からの報告
- ダストデビルによるダスト巻き上げフラックスに関する考察の続き.
- これまでに, 地形無しの場合と東西平均地形を与えた場合で, 大気加熱率の分布を比較していた. 安定度の違いに関する調査を おこなっている.
1 次元計算 設定: 25S, Ls=270 の条件
今出ている結果だと夜の安定層ができていないので 一般風を入れた場合と入れない場合で計算を実施.
1 次元モデルで計算された対流層の高さは以下の通り.
平均風風速 ps=670 Pa の場合(地形無しに対応) ps=542Pa(東西平均地形ケース) u=0 m/sec 435 Pa 325Pa u=30m/sec 388 Pa 276Pa
次は, u と w を 3 次元計算から特徴的な値を取ってくる, さらに, u と w の変化の幅を見積もって, その振れ幅でふって 対流層の高さの変動幅がどの程度の大きさになるはずかを 求めることにする.
河合からの報告
灰色大気の計算
モデルトップを上げた計算を試みている.
上層のスポンジ層において, 波数ゼロ成分にレイリー摩擦を入れると 計算が落ちてしまうが, 波数ゼロ成分にレイリー摩擦を入れないと 計算を続行できる.
極夜ジェットのパターンは, 水平拡散係数を変えるとだいぶ変わる.
次回日程
調整中