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1 次元放射対流平衡モデルを用いた射出限界の計算

概要

dcpam5 を用いて鉛直 1 次元放射対流平衡解を求める計算をおこなった. 地球放射スキームと灰色放射スキームを用いて, それぞれ惑星放射量 の最大値を求めてみた.

灰色放射を用いた場合では, 表面温度を変えても惑星放射量が およそ 350 W/m2 を越えないことが確認された. これは Nakajima et al. (1992, JAS, 49, 2256) と同様の結果である. 地球放射スキームを用いた場合では, 表面温度が 400K を越えた場合に 正しく平衡解が求まらなかった (全層が対流圏になってしまった).

実験設定

作図に用いたスクリプト

計算結果

OLR_GrayL1000.png
灰色放射の場合の OLR-Ts 関係

Temp_GrayL1000.png
灰色放射の場合の温度構造. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

QVap_GrayL1000.png
灰色放射の場合の比湿分布. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

RadLUWFLXB_GrayL1000.png
灰色放射の場合の上向き赤外放射フラックス. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

RadLDWFLXB_GrayL1000.png
灰色放射の場合の下向き赤外放射フラックス. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

PressTropopause_GrayL1000.png
灰色放射の場合の対流圏の圧力レベル.

OLR_EarthL1000.png
地球放射の場合の OLR-Ts 関係

Temp_EarthL1000.png
地球放射の場合の温度構造. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

QVap_EarthL1000.png
地球放射の場合の比湿分布. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

RadLUWFLXB_EarthL1000.png
地球放射の場合の上向き赤外放射フラックス. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

RadLDWFLXB_EarthL1000.png
地球放射の場合の下向き赤外放射フラックス. Ts=250, 300, 350, 400, 450, 500K の結果を示す.

 
OLR_Gray.png
灰色放射の場合の L32 と L1000 の比較. 実線が L1000, 破線が L32.

OLR_Earth.png
地球放射の場合の L32 と L1000 の比較. 実線が L1000, 破線が L32.

 

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