DCRTM ゼミメモ (2009/10/26)

参加者

  • 倉本, 石渡, 齊藤, 徳永, 高橋, 山田

目標

  • 最終目標
    • 徳永: 大気循環モデルに組み込み可能な木星大気放射モデルの構築.
    • 齊藤: 初期地球大気の温度構造計算ための大気放射モデルの構築.
    • 高橋: 系外惑星のスペクトルモデルの構築, Hot Jupiter.
    • 山田: 地球型系外惑星の表層環境の解明, Super Earth.
  • 当面の目標
    • 徳永: H2-He 大気の赤外放射伝達を計算するプログラムの作成.
    • 齊藤: Nakajima et al. (1992) の再計算ができるようになる.
    • 高橋, 山田: 卒業研究のまとめ

次回日程

  • 11/9 (月) 13:30 -- 15:30
  • 場所: 研究サロン

メモ

  • 徳永
    • 放射平衡解が得られない.
      • 原因を究明する.
      • 精度問題?
  • 齊藤
    • Abe and Matsui(1988) を読む
      • 対流圏で乾燥断熱減率と湿潤断熱減率とを考慮する.
      • 大気の質量は与える.
      • 平行平板大気だとすると地表面の全圧が決まる.
  • 高橋
  • 山田

宿題

  • 徳永 (継続)
    • 各パラメータのチェックを行なう.
      • 光学的深さと加熱率の増加の割合と温度変化とが consistent か?
      • 100 mb より上の層で計算をしてみて放射平衡解が保たれるかどうか?
      • 一色で吸収係数の温度変化なし(灰色大気)の放射平衡解を求める.

        (ある特定の波長以外の吸収係数を 0 にする.)
    • H2-He 大気の赤外放射伝達を計算するプログラムの作成
      • 対流平衡をモデルに採り入れる.
        • 下端の境界条件の設定, 温度を固定する.
      • Step1: 光学的厚さの計算
        • 温度, 圧力を与えて光学的厚さを計算する
        • 仮定する大気構造は, 等温, 断熱, 観測を模した分布の 3 ケース
      • Step2: 放射フラックスの鉛直分布を計算
        • 仮定する大気構造は Step1 と同様
      • Step3: 加熱率分布の計算
        • 仮定する大気構造は Step1 と同様
      • Step4: 大気構造の計算
        • 放射平衡時の大気構造を時間発展問題として計算する
      • H2-He 以外の成分についてはおいおい考慮する.
      • CH4 の吸収: Wallace et al. (1974)
      • C2H6, C2H2: Cess and Chen (1975) (ローレンツ線形のパラメータ)
  • 齊藤
    • Abe and Matsui (1998) の温度構造に相当するモデルを作成
      • 水素大気の気体定数