[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、はしもとじょーじ、 高橋康人、三上峻、大西将徳
- Nakajima et al. 1992の再現
- 進捗
- Nakajima et al. 1992のFig.3を再現した(エクセルで)
- 射出限界はTs = 300Kで F↑top = 370W/m2
- Tsが高い領域での漸近する放射フラックス〜292 W/m2
- Fortran90で放射の計算まで実装
- 議論、再考などが必要な点
- gridの取り方と光学的厚さについて
- 今回の計算の方針
- lnPが等間隔になるように、320グリッドで計算(石渡他、ながれマルチメディア98を参照)
- Nakajima et al. 1992のFig.4を参考に上端はP=10[Pa]付近まで計算した
- 計算の精度とgridの取り方、光学的厚さについて
- gridは光学的厚さを等間隔にとるのがよい(光学的厚さが等間隔に近くなるようにlnPを等間隔に切っている)
- gridの数は精度をどの程度にするかによる。τ=1あたりが最も効くので、このあたりのgridあたりの温度をめやすにするとよい
- 上端の計算も光学的に十分薄いところまで計算
- Tsの温度が上昇すると上空が大事になる
- 光学的に熱くなった場合には、層の中の構造を考えることも必要
- gridの数との兼ね合いなので、力技で細かく切るという方法もある
- 上空の非圧縮性気体の圧力(Pn)が負になってしまうことについて
- Ts >=450Kのとき、上空でPnが負になる領域が存在
- Nakajima et al. 1992の式(4) (断熱減率の式)のx(分圧)を層の中で一定として扱ったことが、おそらく問題と考えられる
- net radiation flux convergenceが対流圏下層で正になることについて
- Ts >=310Kで、地上付近にnet radiation flux convergenceが正になる領域が存在
- おそらく対流圏で正になる領域が存在することはおかしいので、計算の仕方などを見直す必要あり
- はしもとじょーじさんは連合大会参加、気象学会不参加
- 大西の学会参加日程を考えて伝える(大西)
- 学会中に、会う日程を次回決定(5/21(月)午前を仮押さえ)
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2012/04/27, Since: 2012/04/27