放射MTGメモ(2010/04/27)

参加者

  • 倉本圭、はしもとじょーじ、 高橋康人、三上峻、大西将徳

研究の方針・進捗

  • Nakajima et al. 1992の再現
    • 進捗
      • Nakajima et al. 1992のFig.3を再現した(エクセルで)
        • 射出限界はTs = 300Kで F↑top = 370W/m2
        • Tsが高い領域での漸近する放射フラックス〜292 W/m2
      • Fortran90で放射の計算まで実装
        • dennouの作法にはよっていない
    • 議論、再考などが必要な点
      • gridの取り方と光学的厚さについて
        • 今回の計算の方針
          • lnPが等間隔になるように、320グリッドで計算(石渡他、ながれマルチメディア98を参照)
          • Nakajima et al. 1992のFig.4を参考に上端はP=10[Pa]付近まで計算した
        • 計算の精度とgridの取り方、光学的厚さについて
          • gridは光学的厚さを等間隔にとるのがよい(光学的厚さが等間隔に近くなるようにlnPを等間隔に切っている)
          • gridの数は精度をどの程度にするかによる。τ=1あたりが最も効くので、このあたりのgridあたりの温度をめやすにするとよい
          • 上端の計算も光学的に十分薄いところまで計算
          • Tsの温度が上昇すると上空が大事になる
          • 光学的に熱くなった場合には、層の中の構造を考えることも必要
            • gridの数との兼ね合いなので、力技で細かく切るという方法もある
      • 上空の非圧縮性気体の圧力(Pn)が負になってしまうことについて
        • Ts >=450Kのとき、上空でPnが負になる領域が存在
        • Nakajima et al. 1992の式(4) (断熱減率の式)のx(分圧)を層の中で一定として扱ったことが、おそらく問題と考えられる
      • net radiation flux convergenceが対流圏下層で正になることについて
        • Ts >=310Kで、地上付近にnet radiation flux convergenceが正になる領域が存在
        • おそらく対流圏で正になる領域が存在することはおかしいので、計算の仕方などを見直す必要あり

学会

  • はしもとじょーじさんは連合大会参加、気象学会不参加
  • 大西の学会参加日程を考えて伝える(大西)
  • 学会中に、会う日程を次回決定(5/21(月)午前を仮押さえ)

次回の日程

  • 5/7(月) 9:00-