[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭, 石渡正樹, はしもとじょーじ, 高橋芳幸, 高橋康人, 齊藤大晶, 大西将徳
- 水蒸気大気の放射計算
- 地表水量 0.001Mの場合を追加計算
- 400, 600, 800, 1000, 1500, 1700, 2000 [K]
- 混合大気の吸収断面積の計算
- MT_CKD model では, 連続吸収の吸収断面積は, self broadening, foreign broadening による吸収断面積の線型の関係にある
- 線吸収による吸収断面積は, MT_CKD model のような self/ foreign の単純な線型関係にはない
- self broadening のみ、or foreign broadening のみで計算した吸収断面積から必要な混合比をもつ吸収断面積を計算できないかを試す
- 計算している条件
- 水蒸気モル分率:1, 1e-1, 1e-2, 1e-4, 1e-6, 0.0
- 温度圧力条件:(p[Pa], T[K]) = (1e2, 300), (1e5, 1500), (1e7,1500), (1e7,2500)
- k-分布用のリクエスト
- 吸収線データベースと温度補間について
- 三上さんが, 線吸収の吸収断面積の計算を始めるに当たり, どの程度の温度刻みで吸収線データベースを作ったらよいかを検討
- 以前の大西は, 100[K]刻みで線型で補間したものと, spline で補間したものとの検討を行っている
- 今回の三上さんの計算は, ロスランド平均をする点と, 温度幅が大西計算より狭い点で異なる
- 問題の質が異なるので, 個別の検討が必要
- mtg 資料
- Flux のテスト計算
- H2/He 大気, 乾燥断熱profile, 線吸収なし/あり, の条件で放射伝達のテスト計算を行った
- 変化させたパラメタは, 下部境界とグリッドの細かさ
- 結果
- 1[bar] 以下ではグリッドの細かさによってフラックスが変わってしまう
- 光学的に厚い部分では, 積分の仕方に注意が必要
- 放射伝達式の離散化の仕方が良くない可能性がある
- 下部境界を変化させると, 正味のフラックスが変化する
- 光学的に薄いため, 下部からのフラックスの量に依存してフラックスは変化
- 下端が 10[bar] と 20[bar] の場合は, 上端のフラックスは同じだが, 下端のフラックスは異なる
- 下部境界からのフラックスの違いによるならば, 上端のフラックスも変わるはず
- 下向きフラックスの評価がうまくいっていない可能性がある
- 上向き, 下向きフラックス, 波数ごとのフラックスなど, 細かく検討することが先決
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2014/04/07, Since: 2014/04/07