本文書では設定ファイル(NAMELIST ファイル) を用いた実験設定の変更方法に ついて記す.
設定ファイルを変更した後の実際の計算実行の方法については「ごくらくdcpam5」 http://www.gfd-dennou.org/library/dcpam/dcpam5/dcpam5_latest/doc/gokuraku/ を参照されたい.
解像度は, 設定ファイル(NAMELIST ファイル) に &gridset_nml, &axesset_nml を用いて設定する.
例えば設定ファイルに以下のように書かれている場合, x, y, z 方向の格子サ イズは 50, 50, 50 であり, dx, dy, dz はそれぞれ 20 m (1000 / 50), 20 m, 13 m (650 / 50) である.
&gridset_nml xdim = 50 ! X 方向刻み点数 ydim = 50 ! Y 方向刻み点数 zdim = 50 ! Z 方向刻み点数 NCMAX = 1 ! 化学種の数 / &axesset_nml Xmax = 1.0d3 ! X 座標の終点 Ymax = 1.0d3 ! Y 座標の終点 Zmax = 6.5d2 ! Z 座標の終点 /
解像度を 1/2 倍する場合は, 以下のように修正する. この場合, x, y, z 方向 の格子サイズは 100, 1, 100 であり, dx, dy, dz はそれぞれ, 10 m (1000 / 100), 10 m, 6.5 m (650 / 100) である.
&gridset_nml xdim = 100 ! X 方向刻み点数 ydim = 100 ! Y 方向刻み点数 zdim = 100 ! Z 方向刻み点数 NCMAX = 1 ! 化学種の数 / &axesset_nml Xmax = 1.0d3 ! X 座標の終点 Ymax = 1.0d3 ! Y 座標の終点 Zmax = 6.5d2 ! Z 座標の終点 /
なお, 座標軸の下限は何も指定しない場合はゼロである. 例えば, 高度 350 m から 高度 650 m を計算する場合は,
&axesset_nml Xmax = 1.0d3 ! X 座標の終点 Ymax = 1.0d3 ! Y 座標の終点 Zmin = 3.5d2 ! Z 座標の始点 Zmax = 6.5d2 ! Z 座標の終点 /
とする.