- プログラム: deepconv arare4 ver. 20100306
- 完全にオリジナルで追加した部分には各ファイル内にコメント文をつけています
- basicset
- 基本場の選択肢に N1994 と Takemi2007 を追加
- N1994: 今関の修論で使用していた基本場
- Yamasaki (1983) の温度と相対湿度の観測値を用いた基本場
- Takemi2007: Takemi (2007) で用いられていた基本場
- warmrainprm
- Factor_raindebug を追加
- 1 を与えると雨は蒸発し, 0 を与えると雨は蒸発しなくなる
- radiation
- RadHeight1, RadHeight2 を追加
- 放射冷却項 xz_RadHeatVary (後述) で使う
- RadHeight1: 2 [K/day] の放射冷却を与える高度の上限
- RadHeight2: 放射冷却をゼロにする高度
- numdiffusion (項目自体も追加)
- Alpha_Velocity
- 速度の粘性係数の大きさを変更する用
- (全ての拡散項に対する粘性係数 Alpha) × Alpha_Velocity で大きさを変更
- disturbset
- DryHeight2
- 水平領域の半分の初期湿度をゼロにするときの層の下限の高度
- 鉛直領域よりも大きな値を与えておけば乾燥した層は入らない
- Us
- Takemi(2007) の計算で, 初期場に与える鉛直シアーのある風の風速の最大値
- 0 にしておけば風は与えられない
- Hb, Hu
- 高度 Hb〜Hu の間に, Takemi(2007) の計算における鉛直シアーのある風が与えられる
- Hb がゼロでない場合は, 高度 0 [m]〜Hb [m] の間にUs [m/s] の風が初期場に与えられる
- eccm (項目自体も追加)
- DryHeight
- DryHeight 以上の基本場の湿度をゼロにして, 水平一様な乾燥した層を入れたいときに使用する
- 鉛直領域のよりも大きな値を与えておけば乾燥した層は入らない
- ファイル:dynfunc.f90
- function pz_AdvVelX 内に変更あり
- call StoreMomAdv(pz_AdvVelX) を追記
- ファイル:disturbenv.f90
- 一定の高度以上の水平領域の半分の初期の湿度をゼロにする水蒸気の擾乱を与えるようにした
- 指定された領域の水蒸気混合比の基本場の逆符号の値を与える
- if 分の中に, 水平領域の格子点の数の 1/2 の値を直接書いているので, 水平領域の格子点数を変えた際には注意が必要
- リンク先のファイルに関して言うなら "512" が書かれている
- Takemi(2007) で用いられた鉛直シアーのあるを追加
- NAMELIST で風速の最大値と与える高度を指定する
- ファイル:historyfileio.f90
- 地表面からの運動量・熱・水蒸気のフラックス (x,t) を netCDF ファイルに出力するように編集
- 出力されるファイル名は "arare-earth_SurfaceFlux.nc"
- ファイル内での変数名は, 運動量: MomFluxBulk, 熱: HeatFluxBulk, 水蒸気: MixRtFluxBulk
- FileNum は 8 + SpcNum + 1 (= 12) に対応
- 現在は出力時間隔で積算した値が出力されている
- 時間平均した値を出力するような変更が必要
- storepottemp.f90 などの, xz_Flux を使用していることが原因
- 雨水の落下項を netCDF ファイルに出力するように編集
- 出力されるファイル名は "arare-earth_FallRain.nc"
- FileNum は 8 + SpcNum + 2 (= 13) に対応
- 現在は出力時間隔で積算した値が出力されている
- 時間平均した値を出力するような変更が必要
- storemixrt.f90 の, xza_Rain を使用していることが原因
- 運動量の移流・拡散・乱流・地表面フラックスの水平平均を "arare-earth_Zprof.nc" への出力リストに追加
- ファイル内での変数名はそれぞれ Mom_Adv, Mom_Diff, Mom_Turb, Mom_Flux
- ファイル:arare.f90
- NAMELIST への新規項目追加に伴い, 「初期化手続き」の「NAMELIST ファイル名の読み込み」における変更あり
- eccm_init と NumDiffusion_Init に "cfgfile" を書き込んだ
- FillNegative2 のサブルーチンを追記
- 地表面フラックス関係
- 地表面からのフラックスが木星用 (HeatFlux) だったので地球用 (HeatFlux_N1994) に変更
- 温位の移流拡散の計算に熱フラックス (HeatFluxBulk) を導入
- 凝縮成分の移流拡散の計算に水蒸気フラックス (MixRtFluxBulk) を導入
- 速度の移流拡散の計算に運動量フラックス (MomFluxBulk) を導入
- 放射冷却項関係 (温位の移流拡散の計算)
- ニュートン冷却のコメントアウトを外した
- 放射冷却を xz_RadHeatVary (後述) 変更
- ファイル:eccm.f90
- 基本場作成サブルーチンの追加 (N1994, Takemi2007)
- 温度・気圧・モル比を計算するサブルーチン (メイン) と相対湿度を求めるサブルーチンは別にしている
- 相対湿度が正しく出力されているかチェックしたかったため
- ただし, Takemi (2007) では高度 0 km-1.5 km までを一定の混合比で与えるために, この範囲の相対湿度はメインのサブルーチン内で求め, 後で高度1.5 km 以上の相対湿度と結合している
- メイン(I): ECCM_N1994
- Yamasaki (1983) の温度と相対湿度の観測値を用いて基本場を作成
- 以下の温度と相対湿度の観測値の netCDF ファイルを src と同じディレクトリに置く必要がある
- ECCM_N1994 用の湿度場作成サブルーチン
- HUM
- 相対湿度の観測値データファイル "Ob_Humidity.nc" からデータを取得し, 線形補間している
- メイン(II): ECCM_Takemi2007
- Takemi (2007) の温度・湿度のプロファイルを用いて基本場を作成
- ECCM_Takemi2007 用の湿度場作成サブルーチン
- HUM_Takemi2007
- Takemi (2007) の自由対流圏で乾燥を与えないとき (BASE CASE) の相対湿度の基本場を作成する (高度 1.5 km 以上)
- HUM_Takemi2007_TDRY
- Takemi (2007) の熱帯場を仮定し, 自由対流圏で乾燥を与えるとき (DRY CASE) の相対湿度の基本場を作成する (高度 1.5 km 以上)
- HUM_Takemi2007_MDRY
- Takemi (2007) の中緯度場を仮定し, 自由対流圏で乾燥を与えるとき (DRY CASE) の相対湿度の基本場を作成する (高度 1.5 km 以上)
- HUM_Takemi2007ALL
- ECCM_Takemi2007 で計算された高度 1.5 km 以下の相対湿度と, HUM_Takemi2007xx で計算された高度 1.5 km 以上の相対湿度を一つの変数にまとめるもの
- write 文で出力して値が正しそうか確認するためだけのもの
- ファイル:radiation.f90
- function xz_RadHeatVary を追加
- Nakajima and Matsuno (1988) や中島 (1994) で用いられていた放射冷却
- z > 15000 [m] ・・・ 0 [K/day]
- 15000 [m] > z > 10000 [km] ・・・ 2(15000 - z)/5000 [K/day]
- 10000 [m] > z ・・・ 2 [K/day]
- ファイル:turbulence.f90
- function pz_TurbVelX の末尾に call StoreMomTurb( pz_TurbVelX ) を追記
- ファイル:fileset.f90
- FileNum の数の変更および HistoryFile に新たなファイル名の追加
- 地表面フラックスと雨水の落下項のファイルを追加で出力するようにしたため
- ファイル:numdiffusion.f90
- 速度の粘性係数だけを大きくできるように, NAMELIST の Alpha_Velocity を速度の拡散項に掛けるようにした
- Alpha も NAMELIST で指定できるようにする
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