撮影技術


映像を電波で飛ばす

回転台上の様子はビデオカメラを市販の送信機 (ミズホ通信, PT-3U)に接続して, 静止系のテレビモニターで観察する. 残念ながら, この送信機は1989年の電波法改正により製造が中止され, 現在では手に入らない. しかしながら, この実験では数十mも電波をとばす必要はないので, 市販のRFコンバータ (ビデオ入力端子を持たないテレビにビデオを接続するアダプター) の出力を直接アンテナに接続するだけで送信機として使える. どちらにしても, 回転台の形状により送信電波に指向性がでてしまうので, 安定した電波を受信するには, 受信アンテナとして回転台中心の直上に 天井から1/4波長の導線を吊すのが効果的である.

バルブ撮影

回転台上で写真 (フィルム) を撮影するためには, モータドライブとリモコンを使えばよい. しかし,バルブ撮影となると,物理的にシャッターを押さなければ ならないので普通のリモコンが使えない. そこで,電磁ソレノイドでシャッターレリーズを押す装置を作って, スリップリングを介して外からこのレリースを操作した.