2004年08月12日 森川靖大
gt4f90io は gtool4 netCDF 規約 に従うデータのI/Oライブラリです。 以下に、gt4f90io によるデータの入出力時に生成および解釈される属性を一覧します。
現在、gtool4 netCDF 規約のバージョン 4.2 (2004-07-20T02:44:58+09:00) に対応しています。
netCDF属性 解説 関係するサブルーチン Conventions
必ず生成します。属性値は、明示的に指定しない限り、 http://www.gfd-dennou.org/arch/gtool4/conventions/
が与えられます。HistoryCreate gt_version
必ず生成します。属性値は、明示的に指定しない限り、 gtool4 netCDF 規約の最新バージョンが与えられます。 現在は 4.2
が属性値として与えられます。HistoryCreate title
必ず生成します。属性値はユーザが指定します。 HistoryCreate source
必ず生成します。属性値はユーザが指定します。 HistoryCreate institution
必ず生成します。属性値はユーザが指定します。 HistoryCreate history
必ず生成します。現在は属性値として unknown unknown> gt4_history: HistoryCreate\n
が与えられます。 (本当は実行した時間やユーザをちゃんと書き出すべきです)。HistoryCreate
netCDF属性 解説 関係するサブルーチン long_name
必ず生成します。属性値はユーザが指定します。 ただし例外として、HistoryCopyVariable で変数をコピーする場合、元の変数に long_name
が無い時は生成されません。 (本当は強制的にでも生成すべきかも知れません)。HistoryAddVariable
HistoryCopyVariableunits
必ず生成します。属性値はユーザが指定します。 ただし例外として、HistoryCopyVariable で変数をコピーする場合、元の変数に units
が無い時は生成されません。 (本当は強制的にでも生成すべきかも知れません)。HistoryAddVariable
HistoryCopyVariable
その他に大域属性や変数属性を付加する場合は HistoryAddAttr を用いて下さい。 なお、HistoryAddAttr を用いて属性を付加する場合、 現在の版はその属性や属性値に対して一切のチェックを行ないません。 (本来は行なうべきでしょう)。
原則的に、現在の gt4f90io は全ての属性の解釈を行ないません。 本来ならば、HistoryGet は
scale_factor
、add_offset
、valid_range
などの属性を解釈すべきかも知れません。 ただし、HistoryCopyVariable は変数コピーの際、変数に属する全ての属性とその値を引き継ぎます。