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netCDF インストールガイド

• 目次
• 概要
• tar.gz パッケージの取得
• 展開
• Fortran コンパイラの指定
• インストール

目次

• 概要
• tar.gz パッケージの取得
• 展開
• インストール

概要

以下は Unix システムに netCDF をインストールする際の簡単な手引きです. 詳しいことは unidata NetCDF のNetCDF Installation and Porting Guide を参照してください.

tar.gz パッケージの取得

unidata から最新版 netcdf.tar.gz を取得します. バージョン 3.6.0 のミラーからも取得できます.

展開

tar.gz を展開し, src ディレクトリまで移動します.

$ tar xvfz netcdf-3.6.0-p1.tar.gz
$ cd netcdf-3.6.0-p1/src

Fortran コンパイラの指定

環境変数 FC に使用するコンパイラのコマンドを指定してください. 例えば, g95 を利用する場合は以下のように指定します.

• sh, bash の場合

  $ export FC=g95

• csh, tcsh の場合

  $ setenv FC g95

特定のコンパイラにおいてはその他の環境変数の指定も必要になります.

Fujitsu Fortran の場合

以下のように環境変数を指定してください.

FC=frt
CC=fcc
CXX=FCC
CPPFLAGS=-DNAGf90Fortran
F90FLAGS=-Am

Intel Fortran の場合

以下のように環境変数を指定してください.

CPPFLAGS="-DNDEBUG -DpgiFortran"

IBM XL Fortran Enterprise Edition for AIX5L [サポート]

以下のように環境変数を指定してください.

F90=xlf90
F90FLAGS=-qsuffix=f=f90
ARFLAGS="-X64 cru"

IBM XL Fortran を AIX 上で動かす際には Known Problems with the netCDF 3.6.0 Distribution の情報が役に立つかもしれません.

インストール

configure を実行し, make test, make install を順に実行します.

$ ./configure
$ make test
$ make install

configure スクリプトはインストールに必要なツールをパスから 検索します. インストール場所を変えたい場合は --prefix オプションを使ってください. 例えば, ライブラリを /usr/local/lib 以下に, ヘッダーファイルを /usr/local/include に, ユーティリティを /usr/local/bin 以下にインストールする 場合には, 以下のようにオプションを追加してください.

$ ./configure --prefix=/usr/local

デフォルトのインストール先は, configure を実行するディレクトリの 親ディレクトリです.

なお, configure のオプションは --help オプションで確認できます.

$ ./configure --help

もしもこれでインストールできない場合には, NetCDF Installation and Porting Guide を参照してください.

gtool4 Development Group / GFD Dennou Staff