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frt on SPARC Enterprise M9000 での gtool5 インストール

以下は, 京大の大型計算機 Fat クラスタ (SPARC Enterprise M9000, Solaris 10, SPARC64 VII, SPARCV9(64) ) において Fujitsu Fortran コンパイラで gtool5 ライブラリを ビルド, インストールした際のメモ書きである.

なお, FX1 上においても インストール設定の変更 等の設定変更 が必要なことが報告されている.


  1. netCDF ライブラリの準備
  2. ダウンロード・展開
  3. configure
  4. インストール設定の変更
  5. ビルド
  6. インストール
  7. gt5frt へのパスの設定

netCDF ライブラリの準備

netCDF ライブラリを準備し, ライブラリを置いてあるパスを 確認すること.

ダウンロード・展開

gtool プロジェクト より gtool5 の tar.gz パッケージをダウンロードする.

ダウンロードしたパッケージを zcat と tar で展開し, 作成された ディレクトリに移動する.

$ zcat gtool5-20XXMMDD.tar.gz | tar -xvf -
$ cd gtool5-20XXMMDD

configure

環境変数 FC を指定し, configure スクリプトを起動する. 以下では, netCDF ライブラリが /usr/local/lib に置かれていると 仮定している. またインストール先を /home/user/lib/gtool5 と している. 適宜変更すること.

$ FC=frt ./configure --with-netcdf=/usr/local/lib/libnetcdf.a \
         --prefix=/home/user/lib/gtool5

インストール設定の変更

SPARC 上では, configure によって生成される Config.mk および, ルールを記載した rules.make に以下の変更を 加える必要がある. vi 等のエディタで修正を加えること. これらのファイルは gtool5-20XXMMDD ディレクトリ直下に 置かれている.

ビルド

rules.make, Config.mk ファイルの編集が完了したら, ビルドを行う.

$ gmake

インストール

ビルドが完了したらインストール行う.

$ gmake install

gt5frt によって正しくコンパイルとリンクが行われるか, 以下のコマンドで 確認する.

$ gmake test-installed

gt5frt へのパスの設定

csh 系シェルにおける ~/.cshrc, bash に系シェルにおける ~/.bashrc など, ログイン時に読み込まれるファイルに gt5frt へのパスを設定する. 以下はその例である.

これで gtool5 ライブラリのビルドとインストールは完了である.


gtool Development Group / GFD Dennou Staff dcstaff@gfd-dennou.org
Last Updated: 2009/11/02, Since: 2009/11/02