1 句読法
1.0 参考文献
句読法については、以下の文献を参考にしている。これら以外で参考にしたものはその都度、記述する。
-
NASA SP-7084 1998 ハンドブックに学ぶテクニカルライティング, メアリ・K・マカスキル (片岡秀樹 訳・解説), 京都大学学術出版会, 2009
- The Manual of Scientific Style—A Guide for Authors, Editors, and Researchers, H. Rabinowitz and S. Vogel, Academic Press, 2009
- 英語の句読法辞典, 稲森洋輔(著) 畑中孝實(監修), インターワークス出版, 2003
- マスターしておきたい技術英語の基本, リチャード・カウェル 余錦華, コロナ社, 2006
1.1 ピリオド (Period)
ピリオド (.) は分離の記号。その主な機能は「独立した考えを分離する」こと。
ピリオドは分が主語と述部で完全に完了した後でのみ、使われる。
見出しや箇条書きの項目などで完全な独立文でないものにはつけない。
(箇条書きでも独立文になってる場合はつける。)
ピリオドの後にはスペースを1つ入れる。(かつてはピリオドの後はスペース2つ入れていたが、最近のワープロソフトは自動で調節してくれる)
ただし、頭字語やラテン語由来の略語の間につくピリオドのあとにはスペースをいれない。例:U.S.A., i.e.
LATEXだと小文字の後ろについたピリオドのあとのスペースは、広めにスペースになり、
大文字の後ろについたピリオドのあとのスペースは通常のワード間の広さのスペースになる。
よって、et al. のあとのスペースは広くとられてしまうので、et al.~
として
字間を調節する。同様に文末が大文字の場合は、...is called NASA\null
. とする。
-
慣習的に図のキャプションには、独立文であるかどうかに関わらず (単語であっても) ピリオドを付ける。
- ピリオドは小数点を表す: 0.2 など
- ドルとセントを区別する: $6.50 など
- 番号付けした節、図、表、箇条書きなどの数字や指定語のあとにつける: Section I., Figure 2. など
- ピリオドは測定単位(inchは除く)の略語を除いて、略語の後につく。
-
つく例: Fig. 1, Mr., etc.,...
- つかない例: cm, kg, ft,...
- 頭字語、短縮語にはつかないこともある: NASA, VEx/VMC など
- inchの略語 in は語句の末尾にくる場合にはピリオドを付ける: 1 in., in/hr など
- 他の句読点とピリオドの位置
-
文末が略語の場合、ピリオドはひとつ: The mechanism was explored by Foo et al. (et al.. とはしない)
- 文末に閉じ引用符はある場合は、引用符のなかにピリオドをうつ: Circle means “yes.” (“yes”. とはしない)
ただし、シングル閉じ引用符(’)の場合は、引用符の外にピリオドをうつこともある。
- 文末に括弧がある場合は、括弧の外にピリオドをうつ: Jet was discoverd (Foo, 2009).
ただし、文全体が括弧の中にあるときは、括弧の中にピリオドをうつ。
- 右肩記号(superscript)が文末に来るときは、ピリオドのあとに右肩記号をつける: This is an apple.*1 (an apple*1. とはしない)
- 文末が数学変数で累乗等がついてる場合は、ピリオドが最後。
1.2 コンマ (Comma)
コンマ (,) の機能は文の要素を「分離すること」と「囲い込むこと」である。
技術英語では不必要にコンマを付けすぎないように注意したい。
コンマの後にはスペースをひとつ入れる。
1.2.1 分離のコンマ
-
等位接続詞でつながれる独立節のあとのコンマ: A is good, but B is bad.
ただし、独立説どうしが短くかつ密接に関係している場合にはコンマは省かれる: v is velocity and p is pressure.
- 独立節が長く複雑で独立節の中にコンマが使われてる場合は、分離のコンマの代わりにセミコロンが使われる。
- 等位接続詞でないもので分離されてる場合はコンマを使わない(セミコロンならOK)。
- 共通の主語をもつ重文(これは厳密には重文ではないが)をつなぐ等位接続詞(and)のまえにはコンマをつけない: He analyzed the data and discoverd the fact.
ただし、butの場合はコンマをつける。
- 連続のコンマ: A, B, C, and D ただし二つの場合は A and B. また、and のかわりに & を使う場合は、A, B, C & Dとなる。
- 導入句 (動名詞句, 不定詞句, 分詞句, 副詞句), 導入節のあとの分離のコンマ: As described above, this is... 、First, However,
ただし、動詞を修飾する導入句のあとにはコンマをつけない。
- 連続する形容詞が等位(andを入れられる, 逆順できる場合)につけるコンマ: This is a red, big ball. (ただし近年はコンマをつけない傾向にある)
- 省略構文(繰り返す要素を省略した文)におけるコンマ。
ただし節が短ければ省略できる: λ is the longitude, φ the latitude (繰り返す is が省略されている)
- 直接引用文、直接疑問文を分離するコンマまたはコロン: He said, "I will do it."
間接引用文にはコンマはつけない: He said that he would do it.
1.2.2 囲い込みのコンマ
囲い込む対象の前後に付ける。ただし、後ろのコンマは場合によってはピリオドやコロン、セミコロンなどになる。
-
非制限的(なくても文意に影響しない)修飾句(前置詞句, 動詞句, 名詞句など)の前後につける: This means, in fact, a destruction of the rock.
- 関係代名詞(副詞)の非制限用法も上に含まれる。この場合 that は使えない。
- 関係代名詞(副詞)の制限用法ではコンマはつかない。この場合は which より that が好まれる。
- 非制限的同格のコンマ: Argon, the lightest noble gas that will lase, was chosen for the lasant gas.
- 制限的な同格の語句にはコンマはつけない: The noble gas argon was chosen for the lasant gas.
記号のときは非制限的でもコンマなし: the pressure p is ...
記号をコンマで囲むあるいは丸括弧()で囲む流儀もある。
- 挿入句、修辞的副詞、対照句、中断語句が非制限的ならばコンマで囲む
- Display 数式の後に where がつづく場合はコンマ。数式の後で新しい文がくる場合はピリオド。
1.2.3 慣用的用法
-
日付: from January 15, 1975, to February 1, 1979.
- 地名や住所: Boston, Massachusetts, USA.
- 参考文献において特定の箇所を示すとき: see Foo et al. (2000), table 1, for summary.
- 資格、肩書き、所属など
- 氏名を 姓, 名 の順で書くとき、姓のあとにつける。
- 数を3桁単位で区切る。ただし近年、技術文書ではスペースで区切るほうがよい
- i.e.やe.g.のあとに付ける: i.e.,
1.2.4 他の句読点とコンマの位置
-
閉じ引用符の中にいれる: “close,”
- 右肩記号(superscript)の前にコンマ: apple,*1
1.2.5 制限的か非制限的か
制限的
-
時間を表す副詞節: when, whenever, after, as soon as, just as, before, since, until, whileなどで導かれる
- 態度を表す副詞節: how, just as, as, as if, as though
- 比較・程度を表す副詞節: else, other, rather, as, than
- 条件を表す副詞節: if, as though, except, provided, unless, whether
- 目的を表す副詞節: so that, in order that
- 原因・理由のbecause
非制限的
-
原因・理由を表す副詞節: since, as, inasmuch as
- 譲歩を表す副詞節: although, even, while, whereas, though
- 結果を表す副詞節: so that
どちらにもなる
-
場所を表す副詞節: where, wherever
1.3 コロン (Colon)
コロン (:) の機能は「リスト、節、引用文」を分離または導入することである。
コロンのあとに再びコロンを使用することや大文字を使用することは望ましくない。
コロンの前にはスペースを入れず、後にはスペースをひとつ入れる。
表中にコロンを用いる場合も、コロンの前に空白を作ってはならない。
後述の慣用的な用法を除き、コロンは完全な独立文の後のみで使われる。
とくに動詞または前置詞とその直接目的語の間では使ってはならない。
コロンは such as, that is, for example のような慣用的挿入句の後では使用しない。
なぜなら、コロン自体がこれらの慣用的挿入句と同じ役割を有しているから。
誤用例:Microwave instruments are used for remote sensing of environmental variables such as: sea ice, soil moisture, and surface wind speed.
修正例:Microwave instruments are used for remote sensing of environmental variables, such as sea ice, soil moisture, and surface wind speed.
修正例:Microwave instruments are used for remote sensing of environmental variables: sea ice, soil moisture, and surface wind speed.
1.3.1 リストにおけるコロン
-
リスト項目が番号づけされる場合、その番号にはコロンはつけない。
- following や follows のあとにつける。... are the following: A, B, and C. ... as follows: A, B, and C.
- リストの導入部が独立文でないときはコロンを使わない。(通常、動詞の後にコロンはつけない)
1.3.2 節におけるコロン
-
節と節をコロンでつなぐ場合は、後の節が前の節を強調あるいは詳説するときである。
この用法はダッシュとセミコロンでも可能だが、ダッシュは少しくだけた表現であり、セミコロンは強調の度合いが弱い。
- 説明文のあとに数式で同じことを表現する場合はコロンが使われる
The velocity v is expanded by the Rossby number: v = v0 + RO v1 + RO2 v2 + ...
1.3.3 コロンの慣用的用法
-
正式な手紙の挨拶語句の後: Dear Mr. Smith:
- 時間: 11:30 a.m.
- 参考文献で
- 比を表す: 2:1 mixture
- メインタイトルとサブタイトルが同じフォントスタイル・大きさの場合、メインタイトルのあとにコロンをつける。サブタイトルは大文字で始める。
フォントスタイルが異なる場合はコロンは不要。
1.3.4 他の句読点とコロンの位置
コロンは丸括弧の後、引用符の後にうつ。
“ theory”: (monkey):
1.4 セミコロン (Semicolon)
セミコロン (;) はコロンよりも弱い結合(強い分離)を表す。
1つの文にすると長すぎ、2つの文にするには内容が密接な場合に用いる。
1.4.1 等位節のセミコロン
-
等位節が接続詞によって結合されない場合は、セミコロンで結合する。
- 長く複雑な (節内でコンマが多用されてるなど) 等位節を結合するときにセミコロンを用いる。
- 接続副詞によるの等位節の結合にセミコロンを用いる場合がある。
The differences were generally about 11 percent; however, larger differences occurred at α = 15.
セミコロンは長く複雑な文で用いる。
1.4.2 説明句と説明説のセミコロン
-
that is, namely, for example, in other words, for instance のような導入語句に続く
説明節がある場合は、上記導入語句の前にセミコロンを置く。
1.4.3 セミコロンの慣用的用法
-
括弧書きの文献引用で、同一括弧内に複数の文献をならべるとき: (Smith 2000; White 2001)
1.4.4 他の句読点とセミコロンの位置
セミコロンは丸括弧の後、引用符の後にうつ。
1.5 引用符 (Quotation Marks)
引用符 (“ ”と ‘ ’) は「別の情報源や直接話法から引用された語」や「まわりの文と区別する必要のある語」を囲い込む。
ただし、過度に多用されると、見づらくなる。
通常、二重引用符 (“ ”) を用い、単一引用符 (‘ ’) は二重引用符のなかでのみ用いる。
なお、LaTeX では前側の引用符 (“) は``
(シフト+@キー)で、後ろ側の引用符は (”) ''
(シフト+7キー)である。
1.5.1 区別を必要とする語句に使う引用符
文意を明確にするため、本文から区別する必要のある語句を引用符で囲い込む。
これはイタリック体でも代用できる。
-
意味を定義する語句に引用符をつける: The operator press the letter n to indicate “ no.”
- 単に語句自体として使う語はイタリック体を用いる: A colon is not used after that is, for example, or such as.
- entitled, the term, marked, designated, classified, named, enclosed, cited as, referred to as, signed に続く語句は必ず引用符で囲む。
- known as, called, so-called の後に続く語句には(その語句がスラングなどでない限り) 引用符で囲まない。
- 標準外の用法である造語、スラング、技術用語は引用符で囲む。
このような用語は初めて登場する場合にのみ通常、引用符をつける。
- タイトル・見出しなどのなかででイタリック体を使えない場合に引用符を用いる。
1.5.2 他の句読点と引用符の位置
-
閉じ引用符は文脈に関係なく、常にコンマおよびピリオドの後ろにつく: “foo,” “foo.”
- 閉じ引用符は常にセミコロン、コロンのまえにつく: “foo”: “foo”;
- 閉じ引用符は省略符のあとにつく: “foo ...”
- 疑問符、感嘆符は、引用文の内容の一部でなければ、閉じ引用符の後ろにつける。
1.6 丸括弧 (Parentheses)
丸括弧 ( ) は非制限的要素あるいは挿入要素を囲い込むためにつかわれる。
左括弧 ( の前にはスペースを入れる。閉じ括弧の後ろにはピリオドやコンマが後ろにある場合を除いて、スペースを入れる。
丸括弧のフォントスタイルは括弧内ではなく、括弧の外のスタイルと合わせる: the pressure (p)
-
丸括弧は基本的に、文とゆるやかに結合し、文の意味を損なうことなく非制限的要素を囲い込むために使われる。
残りの文と関係のない内容を丸括弧で挿入してはならない。
- 丸括弧は文中で項目を番号付けしたときに、数字を囲むのに使われる: (1), (2)
箇条書きのときは括弧ではなく、数字のあとにピリオドを付ける。
- 文中のの丸括弧の中に独立文が入る場合、その独立文には大文字もピリオドも不要。
- 主文の句読点は閉じ括弧の後ろにつける。ただし、コンマのあとの語を修飾する丸括弧はコンマのあとで始める。
- 文全体が丸括弧で囲まれるときは、大文字ではじめ、ピリオドは括弧の中にうつ。
- 話題しているもの(名詞)が単数複数両方ありうる場合に、(s)などをつける。このとき左括弧の前にスペースは不要: book(s)
- 二組以上の括弧を隣接させてはならない。× ...(Fig. 1) (White 2000) → (Fig. 1; White 2000)とセミコロンで同一括弧内で区切るか、隣接しないように文の構造を工夫する、括弧の使用をやめる。
- 括弧内のリストには and は要らない: (A, B, C)
- 括弧の中でさらに括弧を使用したいときは、内側を角括弧[]にする。(...[...]...) ...参考文献2
ただし、数式中では<{[()]}>の順で使われる。
1.7 ハイフン (Hyphen)
ハイフン (-) は語をつなぐ機能がある。ただし、恒久的な複合語は1語になる傾向がある。
なお、ハイフンの前後にスペースは入れない。
1.7.1 分綴のハイフン
行末の単語が途中で切れる場合にハイフンでつなぐ。ただし語は音節間でのみ分けることができるので、勝手に切ってはいけない。
LaTeXだと自動でやってくれる。
分綴に関しては他にも細かな規則があるが、LaTeXは全部自動でやってくれるので、ここには記さない。
1.7.2 接頭辞のハイフン
-
必ずハイフンが必要な接頭辞: all-, half-, quarter-, quasi-, self-, ex-
- 固有名詞、固有名詞の形容詞形につながれる接頭辞にはハイフンを付ける: anti-Arab
- ハイフンがなければ、誤解をまねく場合はハイフンをつける: un-ionized, re-cover, co-op, multi-ply
- ハイフンがないと読みづらい場合にはハイフンを付ける: un-uniform, post-stall, sub-subcommittee
- 母音が2つある場合は、子音が3つある場合にはハイフンを使う: micro-organism, anti-inflation
- 接頭辞 co, de, pre, pro, re は母音が2つあってもハイフンなしで用いる: cooperation, preexist
- ハイフンのついた複合語に接頭辞をつける場合はハイフンを使う: non-civil-service position, pseudo-steady-state
1.7.3 接尾辞のハイフン
-
子音が3つ連続することをさけるためにハイフンを使う: shell-like, hull-less
- 接尾辞 -like が固有名詞につく場合はハイフンを使う: Nixon-like
1.7.4 複合語のハイフン
常用複合語のハイフンの有無は辞書で確認しなければならない。
-
前置詞句のある常用複合名詞はハイフンがつく: mother-in-law
- スペルアウトした数字はハイフンがつく: twenty-nine, two-hundred and thirty-four
- 単一文字を含むの複合名詞はハイフンがつく: X-ray
- 名詞の組み合わせがひとつのものを示す場合の一時的な複合名詞にはハイフンがつく: wing-body
- 別々の語の名詞形由来の複合動詞の能動態にはハイフンをつける: cross-brace
受動態のときはハイフンなしで、2語になる: be cross braced
- 複合修飾語にハイフンがつく場合
-
過去分詞や現在分詞を有する場合: flight-tested model, decay-producing moment
- 複合修飾語が色を示す語の組み合わせである場合: blue-gray residue
- 複合修飾語が結合語句である場合: lift-drag ratio
ハイフンがない場合、形容詞は最後の名詞を修飾する。
また、名詞を修飾する名詞は単数形。
- 複合修飾語が数で始まる場合 (2つめの語の名詞は単数形): 0.3-meter tunnel
- 数-単位[単数形] (-形容詞): 40-GHz optical signals, a 6-year-old child
- 形容詞-名詞[単数形]の形の修飾語: a high-temperature process
- 名詞[単数形]-形容詞の形の修飾語: cross-section view
- 複合修飾語にハイフンがつかない場合
-
複合修飾語が述部形容詞である場合: The aircraft was flight tested. (例外あり: well-knownなど)
- 複合修飾語の最初の語が比較級か最上級である場合: higher order calculation
- -ly でおわる語(副詞)を含む複合修飾語: widely used parameterization
- 複合修飾語が外国語の語句である場合: a priori condition
- 複合修飾語の2番目に数が来る場合: material 3 properties
- 複合修飾語が引用符でくくられるている場合: “elliptical style” symbol list
- 化学薬品、動植物の複合修飾語: nitric oxide formation
- ハイフンを含む表現をリストする場合はハイフンを残す: early- and late-time evolution
1.8 ダッシュ (Dash)
ダッシュには印刷上 emダッシュ(—)とenダッシュ(–)の2種類がある。emダッシュは文字 M と同じ幅を有し、enダッシュは文字 n と同じ幅を有する。
単にダッシュと言った場合はemダッシュをさす。
ワープロソフトではemダッシュは連続した2つのハイフンで表現され、enダッシュは1つのハイフン(つまり上述のハイフンと同じ)で表される。
LaTeXではemダッシュは連続した3つのハイフン---
で、enダッシュが連続した2つのハイフンで--
で入力できる。
ダッシュの前後にスペースは入らない。
1.8.1 emダッシュ
ダッシュは文の要素を囲い込むあるいは分離するために使われる。
ダッシュはたまに使えば、効果的だが、多用すると文の明確さを失ってしまう。
囲い込みのダッシュ
囲い込みのコンマと同じ用法で使用することができる。コンマが多用されて読みにくくなる場合に使う。
囲い込みのコンマ、ダッシュ、丸括弧は違いは
-
コンマ: 最もよく使われるが、「挿入された考え」と「文の残りの部分」を分離する力は弱い (結合がつよい)。
- ダッシュ: 囲い込まれた要素を強調する。囲い込まれた要素のなかにコンマが使用される場合はダッシュをつかうと文が明確になる。
- 丸括弧: 囲い込まれた要素を強調しない。分離する力が強い(結合がよわい)。
分離のダッシュ
-
その前にある語のグループとそれらを表す代名詞を分離する: Argon, xenon, krypton, and neon—these are the possible choices of...
- 箇条書き項目をその説明文と分離する: 1. Air—The 600-psi system can deliver... 2. Cooling water—The closed-loop system...
- 節と節をダッシュでつなぐと、後の節が前の節を強調あるいは詳説する。ダッシュは少しくだけた表現である
文の後で for example, that is, namelyなどで説明や要約等を続ける場合、[〜, that is, ...] < [〜; that is, ...] < [〜—that is, ...] の順で強調の度合いが強くなる。
ダッシュの慣用的用法
-
タイトルとサブタイトルを分離する: Large Space Systems Technology—1984 (囲い込まない)
- 漠然とした広い範囲の日付を示す場合に使われる: 1974—
- 表中で、データなし をあらわすのemダッシュを用いる。
1.8.2 enダッシュ
enダッシュは慣用的用法で用いられる。
-
連続する数: pp. 235–237
- 連続する日付: Oct. 1975–Jan. 1976
- enダッシュはbetween A and B や from A to B の構文では使わない。
- 同等の語句をつなぐ: air–sea interaction
- 2語同士の語句をつなぐ
- ハイフンでつながれた複合語をつなぐ
enダッシュはマイナス記号と同じものである。
ただし LaTeXでは Mathモード内では-
でマイナスが出力される。すなわち、Mathモード以外でマイナス記号を
出力するときは--
と入力する。
1.9 スラッシュ (Slash)
スラッシュ (/) は分数, 毎を表す以外には and/or のようにスラッシュの使用が標準となっている場合のほかは使用しないほうがよい。
これはスラッシュの意味が厳密に定義されてないからである。
スラッシュの前後にスペースは入れない。
1.10 イタリック体 (Italics)
イタリック体 (italics) には強調する要素を文章から区別するために用いられる。
1.10.1 強調のイタリック
多くの場合はイタリックにして強調するよりも、構文で強調した方がよい。
また、文全体をイタリックにすることは避けるべきである。
1.10.2 専門用語のイタリック
主題であるキーワードや専門用語を定義するのに最初に使用するときには、イタリック体がよく使用される。
1.10.3 差別化のイタリック
その語の意味を表すのでなく、その語自体をあらわすときにイタリックが使用される。
1.10.4 記号のイタリック
省略。
1.10.5 句読点のイタリック
句読点はそれが属する要素の書体にあわせる。
これらの句読点はローマン体
For light amusement he turns to the Principia Mathematica!
How can they be sure that the temperature was in fact rising?
The letters a, b, and c are often invoked as being fundamental.
I had yet to consider the central thesis of Malthus’s Essay: the imperfectibility of humankind.
これらの句読点はイタリック体
The Beatles’ Help! was released long before the heyday of the music video.
I love Eats, ShootsLeaves, but I would have preferred to see “and” in the title rather than the ampersand—which would allow for a serial comma after “Shoots.”
1.11 スペース (Space)
-
数値と単位の略語との間にはスペースを1つ入れる: 5 V, 50 mm long
ただし、数値+単位を名詞の前に置くときはハイフンでつなぐ: 5-V operation, 50-mm-long device
- 数値と単位の記号との間にはスペースをいれない: $10.00, #2, 6″, 50∘C 20%
- 数式の等号、不等号の前後にはスペースを1ついれる: x = y + 1
- グラフの軸の変数名と単位の間にスペースを1ついれる
- ラベル名 (Fig. など) と数字の間にスペースを1ついれる: Figure 3, Fig. 3
- リスト、章立ての数字、文字の(ピリオドの)後ろにスペースを1つまたは2ついれる: 1. Introduction
- 参考文献欄では、
-
名前のファーストネームのイニシャルとファミリーネームの間
- Vol. のあと
- No. のあと
- pp. のあと
- Sept. などのあと
にスペースをいれる。
- 段落はじまりの字下げはスペース5つ。(章や節の最初の段落は通常、字下げしない)
1.12 番外編:日本語横書き文書の句読点
日本語横書きの文書での句読点は
-
カンマ「,」と まる「。」:文科省基準 (e.g., 検定教科書、日経サイエンス)
- カンマ「, 」と ピリオド「. 」:理科系の論文に多い (e.g., 天気、専門書)
- てん「、」と まる「。」:マスコミ基準 (e.g., 新聞、雑誌)
の3つの様式が存在する。
上のように書くと、1. の文科省基準が「正式」のような感じを受けるが、実際には政府刊行物でも 基準 3. で
書かれているものがあり、統一されてない。
これらの使われ方に関して調査・考察した 九州大学大型計算機センター・研究開発部の渡部 善隆氏の
“横書き句読点の謎”
が面白い。
普段、最も目にするのは 基準 3. じゃないかと思う。おそらく、
日本語入力システムのデフォルトが、「てん」と「まる」になってるからじゃなかろうか。
2 冠詞と名詞
冠詞の使い方は、日本語を母語とする者を悩ませることが多い。本節では下記参考文献1をもとに、冠詞の使い方についてまとめる。なお、冠詞と名詞は常にセットであり、冠詞を理解するために、名詞を理解することが不可欠なので、まず名詞についてまとめる。
2.0 参考文献
冠詞と名詞については、以下の文献を参考にしている。これら以外で参考にしたものはその都度、記述する。
-
例文詳解 技術英語の冠詞活用入門, 原田豊太郎, 日刊工業新聞社, 2000
- 表現のための実線ロイヤル英文法, 綿貫陽 マーク・ピーターセン, 旺文社, 2006
- 日本人の英語, マーク・ピーターセン, 岩波新書, 1988
- 続 日本人の英語, マーク・ピーターセン, 岩波新書, 1990
- 実践 日本人の英語, マーク・ピーターセン, 岩波新書, 2013
- 日本人が誤解する英語, マーク・ピーターセン, 光文社, 2010
- 英語で書く科学・技術論文, 谷口滋次 飯田孝道 田中敏宏 John D. Cox, 東京化学同人, 1995
- 理系研究者のためのアカデミックライティング, ヒラリー・グラスマン-ディール(著) 甲斐基文 小島正樹(訳), 東京図書, 2011
2.1 名詞の分類
日本の学校教育で学ぶ文法では「普通・集合・固有・物質・抽象」の5つに分類するが、これは言葉の意味に基づく独自の分類であって、文法的な分類とは異なる。
また参考文献2では体系的分類として、名詞を「固有」と「共通」(いわゆる普通の名詞)で大きく分け、共通名詞を「可算/不可算」に分け、そのそれぞれを「具象/抽象」に分けている。さらに「可算-具象」名詞は「個体」「集合」と分けている。
冠詞の使い方という観点から有効な分類は、以下の通りである(参考文献1)。
-
[C]: 可算名詞——必ず形や境界のあるもの。文脈によって以下のいずれかの意味をもつ。
-
不特定 (まだ特定されてないもの「未特定」を含む)
- 特定
- 一般的概念
- [U]: 不可算名詞——形や境界がないもの、概念。文脈によって意味の範囲が限定されていたり、いなかったりする。
-
非限定 (まだ限定されてないもの「未限定」を含む)
- 限定
- [U]/[C]: [U]にも[C]にもなる名詞
2.2 冠詞の原則
冠詞(a/an, the, 無冠詞φ)は情報を受ける側が認識する(と予想される)意味によって以下のように使い分ける。
-
情報を受ける側にとって「不特定(未特定)」「非限定(未限定)」 → a+[C単], φ+[C複], φ+[U]
このとき情報を送る側が「不特定」「非限定」のつもりか「特定」「限定」のつもりかは問わない。
- 情報を受ける側にとって「特定」「限定」 → the+[C単], the+[C複], the+[U]
このとき情報を送る側にとっても当然「特定」「限定」である。
- 情報を受ける側にとって「一般的概念」「非限定」→ a+[C単], φ+[C複], φ+[U] または the+[C単]
このとき情報を送る側にとっても当然「一般的概念」「非限定」である。
2.3 the がつく特定・限定
以下の場合には「特定」「限定」されているとされ、上記の原則 2.に従い the がつく。
-
既出のものを指す場合
- 図や表のなかのものを指す場合
- 既出の名詞や事柄と明確な関連があり、情報の受けてが容易に「特定」「限定」できる場合
- 前の方の文章の内容を指す場合
- 以下によって修飾されている場合
-
形容詞の最上級による修飾
- 特定・限定する意味をもつ形容詞による修飾
above, corresponding, desired, dominant, final, first, following, former, initial,
innermost, latter, lower, main, next, only, opposite, optimum, original, outermost,
preceding, principal, proper, remaining, residual, respective, resultant, resulting,
same, stoichiometric, succeeding, theoretical, upper, usual, utmost
- 関係代名詞節による修飾。ただし、修飾節の内容によって絶対的にあるいは文脈上「特定」「限定」される場合のみ
- 不定詞句による修飾。ただし、[U]の場合(ability, opportunity, potential, tendency など)に限る
- of-句(所有・所属), of-句(主格)、of-句(目的格)による修飾。ただし目的格の場合はtheが省略されることがある(後述)。
- for-句による修飾。ただし、ひとつに決まる場合
- 固有名詞による修飾。ただし、ひとつに決まる場合
【注意】
-
惑星・衛星名は固有名詞である
- ○ the Venus atmosphere, the Venusian atmosphere, Venus’ atmosphere
- × Venus atmosphere, Venusian atmosphere, the Venus’ atmosphere
- 既出であることを示す修飾
mentioned earlier, discussed above, described above, previously mentioned など
- 名詞自体の意味で「特定」「限定」される場合(自己限定名詞)
back, balance (残り、残高), center, first, following, front, last, mass, opposite,
original, other, point, remainder, rest, reverse, whole
- 名詞のあとにより具体的な名詞を続けて特定する場合(同格表現)
例) the advisor John Smith
- ただひとつしかない(と思われている)もの
2.4 冠詞の省略
以下の場合、冠詞が省略されることがある。
2.4.1 冠詞の繰り返し
-
「a/the 形容詞A 名詞X and/or a/the 形容詞B 名詞X」 は以下の省略表現が可能。
-
「a/the 形容詞A and/or 形容詞B 名詞X(andなら複数形, 元々の形) 」
- 「a/the 形容詞A and/or a/the 形容詞B 名詞X」
前者の方がよく使われる。ただし、誤解される恐れがある。形容詞A and 形容詞B が一体のものだと
思われたり、形容詞A が名詞だと思われたりすれうる。 - 「from a/the 形容詞A 名詞X to a/the 形容詞B 名詞X」は「from a/the 形容詞A to a/the 形容詞B 名詞X」 の省略表現が可能。
- 名詞を列挙する場合、冠詞は最初の名詞だけにつけることがある: an A, B, C, and D
- between A and B も後者の冠詞は省略できる。
- A and B でAとBがセット(一体)となったものは、A and B でまとめて名詞句として扱う: an A and B
また、1セットなら単数扱い。
2.4.2 強く特定する形容詞を伴う場合
-
all, both のあとのtheは省略されることがある。
- Figure 2, Table I, Eq. (3), Section 4, point O のように記号(数字含む)により特定されているもの前の
the は省略される。
- identical を伴うとき the は省略される。ただし、same には the が必ずつく。
2.4.3 目的格のof-句
目的格のof-句によって名詞が限定されている場合、本来 the がつくはずだが、名詞が抽象名詞あるいは動名詞のときは the が省略されることが多い。
addition, analysis, anticipation, calculation, characterization, comparison, computation, determination, development, explanation, extraction, generation, hydrolysis, introduction, milling, observation, oxidation,
processing, removal, sintering, swelling, synthesis, understanding, use
ただし、以下の基準に当てはまるときは the を省略しない。
-
重要な名詞、強調したい名詞にはtheをつける。
- 口調でtheを入れた方がよいと感じた場合にはtheをつける。
- 格式ばった表現のときはtheをつける。
- イディオムになっているものは、それに従う。
2.4.4 イディオムなど慣用による省略
-
by virture of
- in consequence of
- in front of
- in view of
- on account of
- on (the) top of
- in (the) face of
- in (the) order of
- from A to A’: ex) from place to place, from site to site, from beginning to end, from to to bottom
- A of B of Cの真ん中の名詞Bの the は省略されることがある。
- (a) part of —— 部分を分離させることができたり、境界がはっきりしている場合は a をつける。
- of theoretical: theoretical の前の the は省略される。
- in future (イギリス英語), in the future (アメリカ英語)
- be in hospital (イギリス英語), be in the hospital (アメリカ英語)
2.4.5 慣習によって無冠詞化したもの
-
官職・身分などを表す名詞
- 建造物や場所を表す名詞
- by + 交通・通信手段を表す名詞
- 食事を表す名詞
- 新聞の見出しなど
記号リスト・図のキャプション・タイトルでは冠詞を省略する場合がある.
2.5 不規則な冠詞の用法——同格表現
2.5.1 of-句(同格)
-
「物理量 of 数値」の場合、a+[C単]かφ+[C複]が原則だが、物理量がof-句以外にも修飾されていたり、その値が特定のもの(ある物質の沸点など)の場合には the が使われる。また、単に値を強調する場合にも the をつけることがある。
- 「the range of」theを使うのが一般的だが、a range of の見られる。
- concept, effect, idea, phenomenon, risk などは the — of と the を用いる。
2.5.2 that節(同格)
同格のthat節による修飾の場合、that節の内容は読み手にとって初出の事柄なので、かかる名詞に the は不適切なのだが、
名詞によっては the がつくことがおおいものもあり、不規則である。
-
[U]の名詞の場合、必ずφ+[U]である。
confidence, confirmation, evidence, faith, fear, hope, optimism, proof, word
- the がつく名詞
advantage, anomaly, argument, assertion, assumption, axiom, belief, chance, concept,
conclusion, difficulty, disadvantage, discovery, effect, expectation, fact, finding,
ground, hint, hypothesis, idea, lesson, likelihood, notion, observation, point,
possibility, principle, probability, proof, proposal, reason, recognition, recommendation,
requirement, result, sense, suggestion, supposition, suspicion, view
特に、factは常に、assumption, conclusion, finding, hypothesis, observation, possibility は9割以上 the がつく。 - aがつく/φ+[C複]の名詞
assumption, belief, conviction, hint, hope, indication, notice, possibility, probability, statement, suspicion
2.6 冠詞と名詞に関する細かな注意
2.6.1 theの有無で意味/ニュアンスが変わる表現
初出の[C複]にthe——名詞が示すもの全体を表す
-
The Japanese are an industrious people.
個が埋没した表現 (日本人というものは勤勉な国民である)
- Japanese are an industrious people.
個の違いを認めた表現 (日本人は勤勉な国民である)
ただし、Japanese を指すものが文脈上読み手に分かっている場合(初出でない)は、the Japanese は特定の日本人を指す。
in case of と in the case of
-
in case of (もし 〜 ならば;万一 〜 が生じたならば)
- in the case of ( 〜 に関しては; 〜 については)
in front of と in the front of
-
in front of ( 〜 の前に; 〜 の前方に)
- in the front of ( 〜 の前部に)
(in) back of と in the back of
-
(in) back of ( 〜 の背後に)
- in the back of ( 〜 の後部に)
2.6.2 冠詞相当語
次の語は冠詞に相当する語であり、同時に冠詞は使わない。
-
指示名詞: this, that, these, those
- 不定代名詞: some, any, no, every, each, another, either, neither
- 人称名詞の所有格: my, your, his, her, its, our, their
- 疑問代名詞: whose, which
- 数詞: one two, three, ... など (数詞の前に定冠詞をつけることはある. —the three pigs)
- 固有名詞の所有格: Jack’s, ... など (普通名詞の所有格には冠詞を付ける. —The man’s wife)
2.6.3 2語の複合名詞
前の名詞が後ろの名詞を修飾する形容詞的な役割をはたす。前の名詞は単数形で記す(常に複数形の名詞は除く)。
3語以上の名詞を並べた複合名詞は好ましくなく、 space-age technology のように形容詞的な役割をはたす語をハイフンでつなぐ方が望ましい。
2.6.4 名詞の単複の使い分け
-
no, zero に続く名詞は複数形
- 1.01, 0.5など1以外の数に続く単位をあらわす名詞は複数形
- eachに続く名詞は単数形
- 主語が複数の場合、それぞれがいくつ(単数か複数か)を明確にするために、eachを使うべき。
- 以下の名詞は一般に単数形で使う
advice, agreement, assistance, behavior, character,
dependence, emission, encouragement, equipment,
evidence, help, information, knowledge, literature, nature,
scattering
これらの名詞を複数の意味で使うときは aspects of 〜, pieces of 〜 の形にする。 - 複数形に見えるが単数扱いの名詞
cryogenics, cybernetics, dynamics, economics, electronics,
kinetics, mathematics, physics, politics, statics - the following は単数・複数ともに使える。the followings とはしない。
The following is the full list.
The following are noteworthy.
2.6.5 注意すべき複数形の作り方
-
文字や記号の複数形は -’s または -s
- ピリオドのある略語の複数形は -’s. ピリオドがない場合は -s.
2.6.6 所有格の作り方
-
単数名詞には -’s.
- 複数名詞には -’. ただしsで終わらない複数名詞は -’s.
- sでおわる固有名詞には -’s, -’ どちらでも可。
- 2者あるいはそれ以上の共同所有物は最後に -’s: Smith and White’s office
- 2者あるいはそれ以上がそれぞれ所有している場合は、全てに-’sをつける: Smith’s and White’s wives
2.6.7 所有格と of + 名詞
意味上も文法上も同じだが、以下の傾向で選択される。
-
国名・地名, 時間・距離・重量・価格, 人間活動に関わる表現には -’s が好まれる。
- -’s のほうが簡潔な場合は -’s
- A’s B だと B に重点が置かれ、B of A だと A に重点が置かれる(重要な情報である)。
- 語数の多い方を後に置く
NASAの本によると、無生物名詞の所有格には -’s も of も使わず、名詞+名詞の2語複合名詞で表すのがよいらしい.
3 英文法の細かな注意
本節では句読法、冠詞と名詞を除いた英文法の細かな注意点をまとめる。
なお基礎的な文法事項は省略する。
3.1 関係代名詞
3.1.1 that が使われる場合
-
先行詞に最上級、the only, first, all などの語句がつくとき
- 先行詞が人や物のとき
- 前に who や which などの疑問詞があるとき
3.2 形容詞
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