bind のアップデート   ▲戻る
最終更新日 : 2002/07/06(森川靖大)  <<  作成日 : 2002/06/06(森川靖大)
  1. 準備

  2. bind のアップデート


1. 準備

[1.1] アップデートのために

ここでは一度インストールした bind をアップデートする方法を紹介する. ソフトウェアは古くなるとセキュリティホールなどが発見されてくるため, まめにチェックしてアップデートしてほしい. なお bind に関しては公式サイト ( Internet Software Consortium - BIND) に情報が載っているので最新情報はここを参照のこと.


[1.2] ソースファイルのダウンロード

Internet Software Consortium - BIND からソースファイルをとってくる. なお, ダウンロードしてくるソースファイルは BIND 8 のものをダウンロードしてくること. (bind9になると設定が変わるので, ここのドキュメントは役に立たない!!)

bind 自体のソースファイル以外にもドキュメントのソースファイルも おいてあるが, 最低限必要なのは, bind 自体のソースファイル(bind-src.tar.gz) をダウンロードしてくれば良い.


2. bind のアップデート

アップデートはソースファイルからのインストールと同じように行うことが できる.


[2.1] ソースファイルの展開・コンパイル・インストール

まずはソースを /usr/src/ 以下に持ってくる.

# cp bind-src.tar.gz /usr/src/ [Enter]

たいていのソースファイルはその場にソースファイルと同名のディレクトリを 作成してその中にソースファイルを作成するが, なぜか bind は src というディレクトリを作成してその中にソースファイルを 置く(すくなくともバージョン8.3.3は)ので, bind-src というディレクトリを作成し, その中にソースファイルを展開する.

# cd /usr/src [Enter]
# mkdir bind-src [Enter]
# cd bind-src [Enter]
# tar ../bind-src.tar.gz [Enter]

すると, bind-src 以下に src ディレクトリが作成されるので, その中に移動し, コンパイルを行う.

# cd src [Enter]
# make clean [Enter]
# make depend [Enter]
# make all [Enter]

ここまででインストールの準備が整ったので, 以下のコマンドでインストールを行う.

# make install [Enter]

[2.2] 動作チェック

bind を再起動して正常に起動しているか確認して欲しい. なお, 運が悪いと設定ファイルなどの位置が変更されてしまう場合など があるので注意して欲しい.


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