以下は、VMWare バージョン 4 を Windows ホストにインストールした際の メモ書きである。なお、元々の VMWare バージョン 3 のデータを他の zero というマシンに保有しており、それを移行してきたという状況である。
zero から持ってきたデータで起動が可能かをまず確認。
VMWare インストール時は内部ネット用の IP 設定が適当なので直す。
「編集」→「仮想ネットワーク設定」→「ブリッジ割り当て」で、 VMnetの8 右にある「...を」クリックする。そこで、
としてから下の、「適用」ボタンを押すと、上記の IP アドレスが設定される。 同時に DHCP や NAT の設定も有効になる。
C:/WINDOWS/system32/drivers/etc/hosts に以下の一行を加える。
192.168.8.10 shadow.vir
まず、前準備として一度ゲスト OS をシャットダウンし、 スナップショットをとっておく。その後、取説に従って、 再び ゲスト OS を起動し、そして「VM」→「VMWare Tools のインストール」 を選択する。実際にはこれで vmware-toolbox.tar.gz というデータが 格納された cd-rom デバイスがゲスト OS に接続されたようになる。
取説どおり、以下のコマンドでインストーラを起動する。
# mount /dev/cdrom /mnt # cd /tmp # tar zxfv /mnt/vmware-linux-tools.tar.gz # umount /mnt # cd vmware-tools-distrib # ./vmware-install.pl
以下に、インストール時の質問とその回答を記す。
yes
Making sure services for VMware Tools are stopped. Stopping VMware Tools services in the virtual machine: Guest operating system daemon: done Trying to find a suitable vmhgfs module for your running kernel.
yes
Using compiler "/usr/bin/gcc". Use environment variable CC to override.
ただし、ここにはヘッダファイルがおかれる必要があるため、 一度 /usr/src/linux まで行き、 make menuconfig や make xconfig で一度設定ファイルを作成後 (設定を変える必要はない)、 make dep で必要なヘッダファイルを作成する必要がある。 これらを怠る場合、以下のようなメッセージが返る。
In file included from dev.c:14: driver-config.h:41: linux/modversions.h: No such file or directory make: *** [dev.o] エラー 1 make: Leaving directory `/tmp/vmware-config0/vmhgfs-only' Unable to build the vmhgfs module. The filesystem driver (vmhgfs module) is used only for the shared folder feature. The rest of the software provided by VMware Tools is designed to work independently of this feature. If you wish to have the shared folders feature, you can install the driver by running vmware-config-tools.pl again after making sure that gcc, binutils, make and the kernel sources for your running kernel are installed on your machine. These packages are available on your distribution's installation CD. [ Press Enter key to continue ]
また、もしも kernel の再構築を一度もしていない場合には、 Debian パッケージから取得した kernel-image と同じバージョンの kernel-headers パッケージを取得し、その置き場を指定すること。
Extracting the sources of the vmhgfs module. Building the vmhgfs module. Using standalone build system. make: Entering directory `/tmp/vmware-config1/vmhgfs-only' make: Leaving directory `/tmp/vmware-config1/vmhgfs-only' The module loads perfectly in the running kernel. Detected XFree86 version 4.1.0. Please choose one of the following display sizes (1 - 9): [1] "640x480" [2]< "800x600" [3] "1024x768" [4] "1152x864" [5] "1152x900" [6] "1280x1024" [7] "1376x1032" [8] "1600x1200" [9] "2364x1773" Please enter a number between 1 and 9:
[2] --> 3 に設定
Starting VMware Tools services in the virtual machine: Switching to guest configuration: done DMA setup: done Guest operating system daemon: done The configuration of VMware Tools 4.5.2 build-8848 for Linux for this running kernel completed successfully. You can now run VMware Tools by invoking the following command: "/usr/bin/vmware-toolbox" during an XFree86 session. Enjoy, --the VMware team
これで終了。
ver 4 になって利用できなくなった /etc/vmware-tools/vmware-guestd を 起動するためのシェルスクリプト /etc/init.d/vmware-guestd を 停止させた。このファイルにリンクする rd*.d のファイル update-rc.d で削除した。
仮想ハードウェアを ver 3 のものから ver 4 にアップグレードすると 質の高いサウンドや、サスペンド時のスナップショット、また仮想ディスク フォーマットが改善されるなどの新機能が利用できる。
作業自体は、「VM」→「仮想ハードウェアのアップグレード」と するだけだが、完全にバージョンを後戻りできなくなる上、 (おそらく) まともに起動できなくなる可能性もあるので、 全体のバックアップをとっておく。
サポートされている各ゲストオペレーティングシステムの詳細方法は <URL:http://www.vmware.com/info?id=38&sn=20J8E%2dG0H2V%2d773E0%2d4A1C9> を参照せよとのこと。
Last Updated: 2005/03/20, Since: 2005/03/20 | mailto: |