標準状態でのモルエントロピー

比熱, 及び飽和蒸気圧からエントロピーを得る. 標準状態でのエントロピーは JANAF Thermochemical Tables (3rd. Edition) から得た.

青線で囲まれた領域は飽和蒸気圧の経験式の適用範囲. その低温側では 0 K で 0 J/k mol になるように温度の 1 次関数で表現する. 高温側では滑らかにつながるように 2 次関数で表現する. N2(l), N2(s) は極低温で値が負になってしまっているが, この領域での N2 の飽和蒸気圧は適用範囲内である. 現在は N2 を使っていないので問題ないが, N2 のエントロピーの表現は要検討である.

H2(g) H2O(g) NH3(g)
N2(g) H2S(g) CH4(g)
C2H2(g) C2H4(g) C2H6(g)
H2O(l) N2(l) NH3(l)
H2S(l) CH4(l) C2H4(l)


C2H6(l)

H2O(s) N2(s) NH3(s)
H2S(s) CH4(s) C2H2(s)


NH4SH(s)



参考文献

[1] American Chemical Soc, American Institute of Physics, National Bureau of Standards, 1986: JANAF Thermochemical Tables (3rd. Edition), Part I, II. American Chemical Society,

2004-05-27 杉山耕一朗 (sugiyama(at)gfd-dennou.org)