まとめ 熱力学コードを開発し, 温度分布・静的安定度の評価を行った. 本研究の計算手法の利点 大気中の化学反応の情報を知らなくて良い. 大気中の物質の種類を変えても数値コード自体を変更する必要がない 物質の種類を変更することが容易 木星の対流平衡状態の計算 温度, 静的安定度の元素存在度依存性を計算した. 凝縮物質の潜熱によって大気が安定成層する. H2O-NH3(aq)の凝縮層が顕著. ガリレオの観測結果の評価 水の存在量が太陽系元素存在度の 10 倍あっても良いかもしれない. 木星対流のイメージが地球対流のそれと同様であると仮定する.