Up|<<Prev|Next>>


8 属性

NetCDF変数の性質である単位・特別な値・有効な値の最大値と最小値・スケーリングファクター・オフセット等を指定するために、各変数には属性が伴う。 NetCDFファイルの属性はファイル生成時に、NetCDFファイルが定義モードにある時に定義される。NetCDFファイルを再度定義モードにすることによって、属性を追加することが可能です。NetCDF属性はその属性が割り当てられているNetCDF変数・名前・ 型・長さ・一つ又は複数の値のシーケンスを持っています。属性はその変数IDと名前で示されます。 属性名が不明の場合には、その変数IDと数を使い、関数 nc_inq_attname で名前を知ることができます。

変数に伴う属性は、通常、変数が生成された直後に、NetCDFファイルがまだ定義モードにあるうちに定義されます。データ型・長さ・属性値はファイルがデータモードにあっても変更できます。ただしこれは、元々属性が定義された際に使用した以上のスペースが必要とされない場合に限ります。

どの変数とも関連していない属性を定義することも可能です。これらは グローバル属性 と呼ばれ、関数 NC_GLOBAL を変数の擬似IDとして使います。グローバル属性は通常NetCDFファイル全体に関係し、NetCDFファイルのタイトルや作業記録を付ける為に使われます。

以下の操作が属性によってサポートされています。

8.1 属性の慣習

8.2 属性を生成する: nc_put_att_ type

8.3 属性に関する情報を取得する: nc_inq_att の一族

8.4 属性値を取得する: nc_get_att_ type

8.5 一つのNetCDFから他へ属性をコピーする: nc_copy_att

8.6 属性名を変更する: nc_rename_att

8.7 属性を削除する: nc_del_att


Up|<<Prev|Next>>