WTK/CPS 大気境界層乱流ミニ研究会
趣旨
大気運動を表現する数値モデルの高解像度化にともなう大気境界層乱流の Terra Incognita 問題を Wyngaard が提起して 20 年がたちましたが, 系外惑星も含め惑星大気を念頭に置いた数値計算も高解像度が進展しつつあり, そこでの乱流の取扱方, 特に, 惑星表面での乱流の扱いについても, この問題を念頭に置き, 惑星パラメタ空間での適用可能性など考えるべき時に至っているのではないかと思われます. そこで, まずは, モデル化の原点である地球大気での境界層の扱い方について, その理論から高解像度計算を念頭に置いたモデル化と実装の取り組みまで, その現状と問題点を紹介頂き, 議論を行うことを予定しています.
日時
- 2025年1月21日(火) 10:00 - 17:00
場所
- 惑星科学研究センター (CPS) セミナー室 (ポートアイランド 神戸大学 統合研究拠点 3F)
- ZOOM 会議室
プログラム
- 10:00 - 12:00 毛利英明 (日本気象協会/気象庁気象研究所)「境界層乱流の研究における最近の進展と気象モデルへの応用」(CPS セミナー)
- (昼休み)
- 13:30 - 13:50 林 祥介 (神戸大)「惑星大気(火星, 金星, ...)での対流表現問題」
- 13:50 - 14:40 伊藤純至・尾前亮太郎(東北大)「接地境界層のパラメタリゼーションについてLESを用いた検討」
- 14:40 - 15:30 水野吉規(気象庁気象研究所)「数値予報システムの高解像度化に対応した地表面フラックス診断方法の改良」
- 15:30 - 16:20 中西幹郎 (日本気象協会) 「深い対流への遷移における乱流浮力生成項の重要性」
- 16:20 - 17:00 総合討論
- 懇親会
参加方法
- 現地参加, ZOOM 参加ともに 会議参加登録ページ から申し込んでください.
- CPS サーバ (www.cps-jp.org) のアカウントをお持ちの方はログインして登録をおこなってください.
- CPS サーバ (www.cps-jp.org) のアカウントをお持ちでない方は,ユーザ登録ページ にて会議アカウント申請をした後に参加登録をお願いします.
- 上記申込承認後に送られるメールに ZOOM 会議室登録 URL (午前中のCPSセミナーと共通)が表示されていますので, 引き続きZOOM 参加の登録をお願いします. 二段登録でお手数すいません.
- 現地参加の場合, アクセス方法については CPS 連絡先とアクセス をご覧ください.
- 昼食に関しては, 周辺の店舗を利用するかお弁当を持参するようにしてください.
世話人
- 林祥介, 樫村博基
共催
- 惑星大気研究会 WTK
- 惑星科学研究センター CPS
- アストロバイオロジーセンター ABC
- 「富岳」成果創出加速プログラム 「シミュレーションとAIの融合で解明する宇宙の構造と進化」aiuniverse