水惑星設定における軸対称な風成循環の数値実験 1:密度一様 ~ 鉛直解像度依存性
目次
1. 計算結果: 鉛直解像度依存性(Ah1e4Pl341L30, Ah1e4Pl341L60, Ah1e4Pl341L120)
1.1. 流れの全球的な分布の比較
1.2. 赤道近傍における流れの分布の比較
1
計算結果: 鉛直解像度依存性(Ah1e4Pl341L30, Ah1e4Pl341L60, Ah1e4Pl341L120)
1.1
流れの全球的な分布の比較
表1:
東西流速[m/s]の子午面分布の比較. 左から順に, L30, L60, L120.
表2:
子午面循環[Sv]の比較. 左から順に, L30, L60, L120.
表3:
運動エネルギーの全球平均値[J/(m
3
*kg) ]の時間発展の比較. L30(破線), L60(実線), L90(点線).
上端・下端にあるエクマン層が流体層全体に比べずっと薄い(~1/500)ため, 十分な鉛直層数が必要.
鉛直解像度が不足すると, スペクトル法に伴うギブス振動が生じる.
L30 では, 運動エネルギーの全球平均値からも確認できるように循環の振幅を過小評価する.
1.2
赤道近傍における流れの分布の比較
表4:
東西流速[m/s]の子午面分布の比較(緯度-10~10度) . 左から順に, L30, L60, L120.
表5:
子午面循環[Sv]の比較(緯度-10~10度) . 左から順に, 左から順に, L30, L60, L120.
赤道近傍ではエクマン層が厚くなるため, L30 におけるギブス振動の影響は小さいが, 循環の振幅がやはり小さい.
著者: Yuta Kawai
Created: 2014-10-21 火 22:18
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