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紙を一杯に使う

用紙の形は普通長方形なので, そこに正方形の領域をとって, その中だけに図を書くのはもったいない. 紙一杯に図を描きたい, という時もSLPACKを活用して欲しい.


slpk03.f:page1

紙を一杯に使う機能そのものは SGPACK の基本的な機能で, SGLSETを用い内部変数 'LFULL'.TRUE.にすれば, 物理的な描画範囲一杯に描画することができる. しかしその場合, 物理的な描画範囲はデバイスによって違うので, 異なるデバイスに出力する際にエラーを起こして出力できなくなる 可能性がある. そこで, SGLSET'LFULL'.TRUE.にしたときは, SLRATを使って 「私は 1 × 0.6 の領域に図を描きたいのだ」 と宣言しておくことをお勧めする. SLRATで縦横比が指定されると, 以後, この領域が最大内接するように描画領域を設定するので, 1 × 0.6 の比率を持つデバイスには一杯の図が描けるし, そうでないデバイスに出力してもエラーは起こさない.

この例では, 作画領域の上下に0.08のマージンをとってタイトル等のスペースを確保した後 1 × 0.6 の領域を宣言しているので, 実際には 0.6 + マージン幅の長さが縦方向に確保されることになる.

Source:slpack/slpk03.f


地球流体電脳倶楽部 DCL-5.0
Last modified: Wed Apr 30 13:59:59 1997