地球流体データ解析・数値計算ワークショップ 03/30 ミーティング議事録
DCL: 乙部 @ 福岡大
今年度の進捗
- 6.0 でグラフィックスが X から gtk に
- PS の出力を廃止
- TeK のエミュレーションが使えるので gtk を使わなくてもいいのかも?
- TeK の 5.4.9 のドライバまでは入っていた
- 5.4.9 はビルドがうまくできなかった...
- 取り込んで専用バージョンを作成?見調査
- Bind(C) のドキュメントができてない
- ソースのディレクトリ構造がなく丸ごと突っ込んであって大変
- Python のインターフェースがほぼできている
- dclpy はとりあえず確保
- pydcl はなんか取られていた
今後の課題
- 地図データを高解像度のものにしたい
- DCL を倍精度にする必要がある
- マニュアルの整備
- TeX 版を作成しているので, マークアップを書き換えれば PDF, HTML, epub が出せそう
- 機械的作業なのでバイトに任せられるといいな
- 拡大縮小機能
- 描画後に修正したい
- グラフィックス
- 矢印やラインにグラデーションを入れたい
- ファンシーな絵もあるとうれしいのでは
- 3D 化
- 断面図を描く
- VR (最近流行りが過ぎた?)
- ボリュームレンダリング
質疑・コメント
- 開発合宿するのにかつて北海道は安かったけど, 最近はそうでもない (林)
- 松江もいいのでは (佐々木)
- アクセスが大変かも (林)
- 松江でやっている描画からデータをピックアップする話 (林)
- フルカラーから情報を取り出すのはできそう (乙部)
- コンターから引っ張ってくるのは補完とかが必要で難しそう (乙部)
- 逆変換ルーチンはあるのでできなくはないかも (乙部)
- 3D の絵を書いて, 2D の断面を得ることもできるともっとよい (林)
- 実は DCL でも漢字が出せる (乙部)
- 複数行は (まだ) できない (乙部)
- 2 バイト文字を出すのはダイレクトにできるか? (石渡)
- (補足) 最近はユニコードで 2 バイト文字はほぼなく, マルチバイト文字と呼ぶべし (佐々木)
- UTF-8 で書いておけばとりあえず出せるのでは...(乙部)
- アルファとかベータなどの文字は欧米圏とアジア圏でフォント幅が変わってしまう仕様になっており困ることが起こりうる (佐々木)
- フォント描画ルーチンを見ないとわからないが, 実装仕様を思い出す限りは問題ないかもしれない (乙部)
- グリフを画像かのごとく扱うので, 文字幅問題は起きないと思われる (乙部)
- Python で dclpy をとったらしいけど, Python 界で大きなネームスペースを確保してもいいのでは (堀之内)
- dennou 的な名前の下に dclpy をおくようなこと (堀之内)
- Ruby-DCL で Fortran から直接リンクされるようになったが, 例外処理が Fortran のデフォルト仕様で dump されず終わるのでなんとかしてほしい (堀之内)
- Traceback でないと辛い (堀之内)
- 該当箇所差し替えで対応できそう (乙部)
- Re:VIEW 3.0 がいいねというのはどういうこと? (竹広)
- 2.0 より 3.0 になって埋め込みに苦労しなくなった...気がする (乙部)
- Re:VIEW の開発の継続性は大丈夫でしょうか (石岡)
- Debian やら Ruby のメンテナーがやってるのである程度は頑張ってくれそう (佐々木)
- 達人出版会, ラムダシステムなどの商業出版社が結構使ってるので, あと 10 年ぐらいはいけそう (佐々木)
dennou ruby @ 堀之内 (北大)
今年度の進捗
- ユーザとして, 雲追跡プログラムを開発, 公開
- これまで gem を作って挙げていたが, 今回は GitHub で公開
- VTTrac という名前で公開中
- テンプレートマッチングによるトラッキングをするプログラム
- これまで gem を作って挙げていたが, 今回は GitHub で公開
質疑・コメント
- GFD Dennou Club のリポジトリに入れません? (佐々木)
- 上げてから後で存在に気づいたので, どうしようかなと (堀之内)
- 移行マニュアル的なものを投げます (佐々木)
- ビッグメモリを使いたいけど, 実メモリを超えてしまうとどういう仕様になっているのか (竹広)
- 色々試してみないとわからない. 実験してみてほしい (堀之内)
- ビッグメモリ使用実験をするなら裏で別のプログラムを走らせてみて欲しい (樫村)
- 元々の配列を選択できるんですか (佐々木)
- Numru Narray と Numo Narray は別々だと Debian パッケージは取り下げになっちゃうのでご承知おきください (佐々木)
- Narray を公式に我々がメンテナーとして名乗り出ればいけるかも (佐々木)
- 交渉が必要
- そもそもメモリ確保のときに実メモリを超えたらエラー出すようにしたらよいのでは (乙部)
- OS に任せた方がいいと思っている (堀之内)
- ディレクトリが読めない問題を解決してほしい (乙部)
- やればできるはず...(堀之内)
Debian パッケージ @ 佐々木 (北海道情報大)
今年度の進捗
- Bullseye, Sid で提供中
- Debian Dennou に上げている
質疑・コメント
- 今は Bullseye だが Debian の次期安定版のリリースはいつ? (石渡)
- 今年の夏頃では, という見込み (Bookwarm). すでにフリーズされている (佐々木)
- ミラーサーバとしての dennou-h.gfd-dennou.org はどうやって復活させればよいのだろうか (石渡)
- Debian Installer の方にバグリポートとして上げてもらったら対応してくれるかも (佐々木)
電脳 Ruby : Windows / Ubuntu パッケージ @ 乙部 (福岡大)
今年度の進捗
- Ubuntu
- LTS だけ対応する (20.04, 22.04)
- 22.04 で gtool5 がビルドできない
- OpenMP のバグなのではという見立て
- Windows
- USB メモリで可搬なものを用意しているが, 特に更新していない
- Ruby 等のバージョンが古いかもしれないが, 問題はなさそうなのでほっといている
- USB メモリで可搬なものを用意しているが, 特に更新していない
- WSL2
- Ubuntu だとデフォルトで入るのが 22.04
- Debian も選べるが, Ubuntu の方がバージョンが固定できていい
- なぜか Debian だとある日突然勝手にメジャーアップグレードされてしまう
- X ウィンドウ周りは WSLg でほぼ動く
- しかしたまに動かないことがあるので, mobaXterm などを使う方がいいかもしれない
- Ryzen マシンで仮想化技術がうまく使えないのか, WSL2 が使えず WSL1 になってしまう現象を確認している
- ものによるのでその都度確認せねばならない
- Windows11 にしないと使えない
macOS パッケージ @ 樫村 (神戸大)
今年度の進捗
- Ventura に対応
- DCL の make
- gtk3 は昨年まで不安定だったが, もう大丈夫そう
- Ruby 3.2 だと fixnum が廃止されたことでエラーが出たので Ruby 3.1 でビルドする
- fixnum は除いたはず (堀之内)
- まだエラーが出るのは除き損ねているか, リリースできてないのかも
- fixnum は除いたはず (堀之内)
質疑・コメント
- HomeBrew はどうしようかな (佐々木)
自由討論
- Docker の話が来年できんかな (佐々木)
- 来年はチュートリアルやりたいですね (佐々木)
- 富山という話があったような (乙部)
- GFD セミナーと共催できるのではなかろうか (佐々木)
- 白馬がいいのでは (乙部)
- https://www.ruralnet.or.jp/tuga20/
- スケジュールはどうなるか. これまでは Live USB の作成などが一週間前でバタバタだった (石渡)
- これまでと同じようなタイミングになると思う (佐々木)
- 次に呼ぶ人はネタ切れです (佐々木)
モデル利用の報告など
- dcwmt の紹介 (杉山 @ 松江高専)
- スペクトル座標なプリミティブ方程式系の定式化の論文紹介 (石岡 @ 京大)
- SPML/ISPACK の活用報告 : ブシネスク流体プリミティブ方程式モデル (樫村 @ 神戸大)
- マントル対流 & プレート運動熱対流モデルの流れの構造 (奥田 @ 京大)
- VTTrac (Velocimetry by Template Tracking) の紹介 (堀之内 @ 北大)