CHRLIB : 文字列の左詰め,右詰め,反転,空白処理

概要

文字列を扱う関数・サブルーチンパッケージ.

以下でいう'空白'とは,NULL文字および空白文字 (ASCIIコード系においてはそれぞれCHAR(0), CHAR(32)に対応) のことである.

サブルーチンのリスト

                                     
  CLADJ(CHR)   文字列を左詰めする.  
                                     
  CRADJ(CHR)   文字列を右詰めする.  
                                     
  CRVRS(CHR)   文字列を反転する.    
                                     

関数のリスト

                                                           
  LENB(C), LENY(C)   先行する空白の数を求める.            
                                                           
  LENC(C), LENZ(C)   後続する空白を除いた文字数を求める.  
                                                           

サブルーチンの説明

CLADJ/CRADJ

  1. 機能
    文字列の左詰め/右詰めをおこなう.
  2. 呼び出し方法
    CALL CLADJ(CHR)
    CALL CRADJ(CHR)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      CHR   (C*(*))   操作をほどこす文字列.                                
                      入力パラメータでもあり出力パラメータでもある.        
                                                                            
    
  4. 備考
    1. 有効な文字列の長さはLEN(CHR) (LENは FORTRANの組み込み関数)で決まる.
    2. 文字列の左詰め/右詰めとは, 先行/後続する空白の数だけ 文字列を左/右にシフトすることをいう. シフトした後に残る領域には空白文字が埋められる.
    3. CLADJ, CRADJは途中の空白を詰めない.

CRVRS

  1. 機能
    文字列を反転する.
  2. 呼び出し方法
    CALL CRVRS(CHR)
  3. パラメーターの説明
                                                                            
      CHR   (C*(*))   操作をほどこす文字列.                                
                      入力パラメータでもあり出力パラメータでもある.        
                                                                            
    
  4. 備考
    1. 有効な文字列の長さはLEN(CHR) (LENは FORTRANの組み込み関数)で決まる.

関数の説明

LENB/LENY

  1. 機能
    先行する空白の数を求める.
  2. 呼び出し方法
    LENB(C)
    LENY(C)
  3. パラメーターの説明
                                                             
      C            (C*(*))   調べる文字列.                  
                                                             
      LENB,        (I)       先行する空白の数を返す関数値.  
      LENY                                                   
                                                             
    
  4. 備考
    1. LENBLENYの違いは, Cがすべて空白からなるときLENBLEN(C)-1を 返すのに対し,LENYLEN(C)を返す (LENはFORTRANの組込み関数).

LENC/LENZ

  1. 機能
    後続する空白を除いた文字数を求める.
  2. 呼び出し方法
    LENC(C)
    LENZ(C)
  3. パラメーターの説明
                                                                       
      C            (C*(*))   調べる文字列.                            
                                                                       
      LENC,        (I)       後続する空白を除いた文字数を返す関数値.  
      LENZ                                                             
                                                                       
    
  4. 備考
    1. LENCLENZの違いは, Cがすべて空白からなるときLENCは1を返すのに対し, LENZは0を返す.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:00:22 EDT 1995