.

概要

2つの実数値を比較する論理型関数パッケージ. 以下では総称名を示す. たとえばLREQに対しては,ほかにLREQ0, LREQ1 という名前の関数も存在する. LREQ0は誤差を含んだ比較をおこなわない; LREQ1は誤差を含んだ比較をおこなう. LREQは内部変数'LEPSL'.TRUE.なら 誤差を含んだ比較をおこなう; .FALSE.なら誤差を含んだ比較をおこなわない(初期値は.FALSE.). 誤差を含んだ比較をおこなうときの相対誤差は, 内部変数'REPSL''RFACT'の積で決まる. (詳しくは[here]節参照)

関数のリスト

                                                                       
  LREQ(X,Y)         XとYが等しいかどうか調べる.                       
                                                                       
  LRNE(X,Y)         XとYが等しくないかどうか調べる.                   
                                                                       
  LRLT(X,Y)         XがYより小さいかどうか調べる.                     
                                                                       
  LRLE(X,Y)         XがY以下かどうか調べる.                           
                                                                       
  LRGT(X,Y)         XがYより大きいかどうか調べる.                     
                                                                       
  LRGE(X,Y)         XがY以上かどうか調べる.                           
                                                                       
  LREQA(X,Y,EPSL)   Xが誤差EPSLの範囲でY と等しいかどうか調べる.      
                                                                       
  LRNEA(X,Y,EPSL)   Xが誤差EPSLの範囲でY                               
                    と等しくないかどうか調べる.                       
                                                                       
  LRLTA(X,Y,EPSL)   Xが誤差EPSLの範囲でY より小さいかどうか調べる.    
                                                                       
  LRLEA(X,Y,EPSL)   Xが誤差EPSLの範囲でY 以下かどうか調べる.          
                                                                       
  LRGTA(X,Y,EPSL)   Xが誤差EPSLの範囲でY より大きいかどうか調べる.    
                                                                       
  LRGEA(X,Y,EPSL)   Xが誤差EPSLの範囲でY 以上かどうか調べる.          
                                                                       

関数の説明

LREQ/LRNE/LRLT/LRLE/LRGT/LRGE

  1. 機能
    2つの実数値の大小関係を調べる.
  2. 呼び出し方法
    LREQ(X,Y)
    LRNE(X,Y)
    LRLT(X,Y)
    LRLE(X,Y)
    LRGT(X,Y)
    LRGE(X,Y)
  3. パラメーターの説明
                                                                  
      X,     (R)   調べる2つの実数値.                            
      Y                                                           
                                                                  
      LREQ   (L)   XとYが等しいとき .TRUE.である論理関数値.      
                                                                  
      LRNE   (L)   XとYが等しくないとき                           
                   .TRUE.である論理関数値.                       
                                                                  
      LRLT   (L)   XがYより小さいとき .TRUE.である論理関数値.    
                                                                  
      LRLE   (L)   XがY以下のとき .TRUE.である論理関数値.        
                                                                  
      LRGT   (L)   XがYより大きいとき .TRUE.である論理関数値.    
                                                                  
      LRGE   (L)   XがY以上のとき .TRUE.である論理関数値.        
                                                                  
    
  4. 備考
    1. なし.

LREQA/LRNEA/LRLTA/LRLEA/LRGTA/LRGEA

  1. 機能
    誤差を陽に指定して2つの実数値の大小関係を調べる.
  2. 呼び出し方法
    LREQA(X,Y,EPSL)
    LRNEA(X,Y,EPSL)
    LRLTA(X,Y,EPSL)
    LRLEA(X,Y,EPSL)
    LRGTA(X,Y,EPSL)
    LRGEA(X,Y,EPSL)
  3. パラメーターの説明
                                                                   
      X, Y    (R)   調べる2つの実数値.                            
                                                                   
      EPSL    (R)   大小関係を調べるときの誤差.                   
                                                                   
      LREQA   (L)   XとYが等しいとき .TRUE.である論理関数値.      
                                                                   
      LRNEA   (L)   XとYが等しくないとき                           
                    .TRUE.である論理関数値.                       
                                                                   
      LRLTA   (L)   XがYより小さいとき .TRUE.である論理関数値.    
                                                                   
      LRLEA   (L)   XがY以下のとき .TRUE.である論理関数値.        
                                                                   
      LRGTA   (L)   XがYより大きいとき .TRUE.である論理関数値.    
                                                                   
      LRGEA   (L)   XがY以上のとき .TRUE.である論理関数値.        
                                                                   
    
  4. 備考
    1. なし.


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Latex Source


地球流体電脳倶楽部 : 95/6/9 (Version 5.0)

NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov>
Last Modified: Thu Aug 31 13:01:09 EDT 1995