システムに依存するサブルーチンをまとめたパッケージ. FORTRAN の規格外ではあるが 多くの処理系でサポートされていると思われる手続きの中で よく使われそうなもののインターフェイス(サブルーチン名)を揃える ことがこのパッケージの目的でである. C で標準的にサポートされているルーチンは, その規格に準拠している. なお,このパッケージの中の手続きがサポートされないようなシステムでは, ダミールーチンとしてもよいものも多い. くわしくは,以下の「サブルーチンの説明」を参照されたい.
MATH1 のパッケージの中でシステム依存関数を含むのは, この OSLIB だけである.
OSEXEC(CMD) OS コマンド CMD を実行する. OSGENV(CENAME,CEVAL) 環境変数CENAME の値を CVAL として得る. OSQARN(N) コマンドライン引数の数 N を得る. OSGARG(N,CHAR) N 番目のコマンドライン引数 CHAR を得る. OSABRT エラー処理をおこなってプログラムを強制終了す る.
OS コマンドを実行する.
CALL OSEXEC(CMD)
CMD (C*(*)) コマンド名.
環境変数の値を取得する.
CALL OSGENV(CENAME,CVAL)
CENAME (C*(*)) 環境変数名. CVAL (C*(*)) 環境変数の値.
コマンドライン引数の数を返す.
CALL OSQARN(N)
N (I) コマンドライン引数の数.
N 番目のコマンドライン引数を返す.
CALL OSGARG(N,CHAR)
N (I) コマンドライン引数の位置. CHAR (C*(*)) N 番目のコマンドライン引数.
システムに依存したエラー処理をおこなって プログラムを強制終了する.
CALL OSABRT
なし.
NUMAGUTI Atusi <a1n@gfdl.gov> Last Modified: Thu Aug 31 13:01:24 EDT 1995