対数座標のグラフを描くには, DclSetTransNumberを呼んで変換関数番号を指定します. 両対数のグラフを描くときは, 引数をDCL_LOG_LOGとします. 最初のLOGはx座標が対数, 後のLOGはy座標が対数であることを意味しています. y座標のみ対数座標にし, x座標を線形座標にするには引数をDCL_LIN_LOG, 逆のときはDCL_LOG_LINとします. なにも指定しないときにはDCL_LIN_LIN を指定したことになり, x座標、y座標ともに線形座標になります.
DclSetTransNumberは正規変換を確定する前に呼ばなければなりません. 正規変換を確定するのはDclSetTransFunctionです. DclDrawScaledGraphにはその確定作業が含まれているので, DclDrawScaledGraphでグラフを描く場合にはそれより前にDclSetTransNumber を呼びます.
program log use dcl integer,parameter :: n=100 real(selected_real_kind(12)) :: a, r real, dimension(n) :: x, y !-- データ ---- r = 0.2d0 a = 3.6d0 r0 = 0. do i=1, n r = a*r*(1.d0-r) r0 = r0 + r*4 - 2.58 x2 = (i-50)**2 rexp0 = 4.*i/n x(i) = 10**rexp0 y(i) = 1.e5*exp(-x2) + 10.**r0 end do y(20) = 1.e4 y(40) = 2.e3 y(65) = 3.e4 y(70) = 5.e2 !-- グラフ ---- call DclOpenGraphics() call DclNewFrame call DclSetTransNumber( DCL_LOG_LOG ) call DclDrawScaledGraph( x, y ) call DclCloseGraphics end program |
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DclSetTransNumber (GRSTRN) |
変換関数番号を設定する. |
DclSetTransFunction (GRSTRF) |
変換関数を確定する. |
* 括弧の中は、対応するf77インターフェイス名.