DCLでは, 内部変数(パラメータ)が多く使われ, 内部変数管理ルーチンによって管理されています. 内部変数管理ルーチンとは, 設定された変数の値を保持し, 問い合わせに答えて値を返す機能を持ったルーチンで, 「掲示板」のような役目をするものです. このようなルーチンを使うことによって, 複数のサブルーチンで情報を共有して, サブルーチンの引数の個数を最小限にしています.
内部変数管理ルーチンはDclSetParm(変更), DclGetParm(参照) の2つから成っており, あらかじめシステムが用意した値(システムデフォルト)を保持しています. DCLの多くのルーチンの内部ではDclGetParmによって必要なパラメータを取得します. ユーザーが何も指定しなければシステムデフォルトを使い, ユーザーがDclSetParmで値を指定しておけばその値を使います.
DclSetParm (???SET) |
内部変数を変更する. |
DclGetParm (???GET) |
内部変数を参照する. |
* 括弧の中は、対応するf77インターフェイス名.