dust devil スキーム を入れるために準備中 Newman et al (2002) で使っている Renno et al (1998) の heat engine の考え方を使ったスキームを 入れる予定.
Renno et al (1998) は一通り読んではみたが, 対流境界層についてわからないといけないので 対流について勉強中.
スキームの定式化がわかった段階で, まとめたセミナーを 行うことにする.
dcpam の 20131008 版で水過程を入れた計算を実行した. 初期状態 : 北緯 80 度以上で氷を置く
mass_fixer がかなり多く call されているのが気になった. これは, 北半球の冬の極域で鉛直積算水蒸気量が負になってしまうため. これまでは, 大気中の水蒸気量以上の量を吐きだしてしまうほど 凝結が起こっていたので, 新しいモデルでは 大気の mass 以上は吐きださないようにした. 鉛直積算量を計算する際, 桁落ちが起こって小さい負の 値(10^{-26} とか)として計算されてしまうということが起こっている.
火星設定計算に関しては, 一様ダストフラックスを与えてダストを流す計算ができるように なっている.
FlagRadActiveDust = .true.
とすれば, 放射活性をもつダストの計算もできる. ダストの落下も入っている.
現在は, この版を使って, 全球一様のダストフラックスを与えて ダスト分布も計算してみている.
「木星」移流計算 : mass fix をするしないで水蒸気分布が大きく異なる.
考えている物理過程を考えると, 水蒸気分布は単調であるはず (鉛直方向に) だが, 単調にならない