DCPAM 作業ミーティング記録 (2015/07/08)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原, 川原, 成田
- 神戸大
- 高橋(芳)
- 宇宙研
- 村上
荻原からの報告
地形高度を一定にした計算, 東西平均した地形を与えた計算, 観測で得られた地形を与えた計算, それぞれにおいて 熱収支について調べている. おおもとの問題は, 表面条件を変えた場合に, 南緯25度付近 の東西ダストデビルフラックスの大きさの変化を考えたい, という ことであった. 今は, 南緯25度付近の表面顕熱フラックスは地形高度を一定とした場合に 一番大きくなることに注目.
Ls=266-272 における加熱率分布
- 力学過程の加熱率の大きさを大きい順に並べると 観測された地形, 東西平均地形, 地形高度一定
- 対流調節による加熱率の大きさを大きい順に並べると 観測された地形, 東西平均地形, 地形高度一定
- 放射過程の加熱率の大きさを大きい順に並べると 地形高度一定, 東西平均地形, 観測された地形
- 鉛直拡散の加熱率の大きさを大きい順に並べると 地形高度一定, 東西平均地形, 観測された地形
地形高度一定の場合, 南緯 25 度の地表付近では加熱率全部足すと 収支がきれいに 0 にならない. これは, sigma -> p の変換などで内挿計算しているため 誤差が 1 割くらい出てしまうためのようだ.
- TDODO
- 再度熱収支について確認する. 南緯 25 度の鉛直プロファイルの図も作ってみる. 鉛直座標として気圧にした図, sigma にした図の両方を作ってみる. また, 南緯 25 度における, 経度-高度断面の図.
次回日程
- 2015 年 07 月 14 日 (火) 15:00- TV 会議 (dcmodel meeting の部屋) にて