DCPAM 作業ミーティング記録 (2016/09/15)
参加者
- 北大
- 石渡, 荻原
- 神戸大
- 高橋(芳), 林, 松田
- 理研 AICS
- 河合
松田からの報告
- 60 m slab ocean の, 24 年計算した. おおむね平衡に達しているように見える (表面温度の経度平均の図で確認した). 次は, slab ocean と swamp の結果を比較できるように 形式をそろえた図を作る.
- Abott の論文 (snowball の計算の話; Abott et al., 2012 と Abott et al., 2014) を読んでみた. 次回のミーティングにおいて, 論文内容を紹介する話をする.
河合からの報告
灰色大気の計算の準備のために, Ishiwatari et al. (1998) の結果を再現する実験設定は何か, について検討している. 水平粘性係数を変えた場合, 初期の比湿の値を変えた場合などに ついても計算した.
T21, 7 万日計算で結果を比較した. 水平拡散が弱いと大気上層の温度低くなる. 初期の水蒸気量が少ないほど大気上層の温度低くなる. Ishiwatari et al. (1998) に一番近い設定を用いた場合に くらべて大気上層の温度が低い状態で落ちつくように見える.
だとすると, Ishiwatari et al. (1998) の計算は強すぎる 水平拡散が大気状態を決めている可能性がある.
大気下層の温度場・風速場には大きな違いは無いように見える. しかし, 他の物理量についてもちゃんと見ることにする. 表面応力場など.
T42 の計算は実行中. なかなか平衡に落ち着かない. 水蒸気の水平拡散の時点数だけ 1 日にした計算もやってみる.
荻原からの報告
- ダストデビルによるダスト巻き上げフラックスに関する考察の続き.
これまでに, 地形無しの場合と東西平均地形を与えた場合で, 大気加熱率の分布を比較していた. 安定度の違いに関する調査を おこなっている.
安定度の鉛直分布を見てみると, おおむね中立になっている層の 深さが微妙に違う.
そもそも, 対流層の高さのflucutation はどの程度の大きさに なるのかの感覚をつかむために 1 次元モデル計算を実行した.
1 次元計算 設定: 25S, Ls=270 の条件
今出ている結果だと夜の安定層ができていないので 計算設定間違っているようである. 次回までにチェックする.
次回日程
調整中