DCPAM 作業ミーティング記録 (2017/04/18)
参加者
- 北大
- 石渡
- 神戸大
- 高橋(芳), 松田, 林
松田からの報告
- DCPAM を用いた太陽定数変更実験
- 計算設定 海洋の深さ 60m 地形あり T21
- S=1250W/m2, 1350W/m2, 1500W/m2 の場合についてはまだ計算中.
S=1300W/m2 と S=1400W/m2 の場合では, S=1300W/m2 の方がハドレー循環が 強くなるという結果が得られていた.
これに関して, 季節ごとの質量流線関数の比較も一応行なった.
S=1300W/m2 の場合では南半球側の循環の方が強い. S=1400W/m2 の場合では北半球側の循環の方が強い.
北半球の循環強度は S=1300W/m2 の方が大きくなってるようだ.
S=1400W/m2 の場合だと, 雨が陸で降らなくなっているのだろうか? 降水分布の平面分布を見てみたが, 雨の降り方 (陸でいっぱい降っているか, 海でいっぱい降っているか) の違いは よくわからなかった. 陸で降るか海で降るかの違いを確認するにはどうしたら良いのだろう?
いずれ, 陸無し設定を用いた実験を行なうべき.
フェレル循環の強さは S=1300W/m2 と S=1400W/m2 ではほとんど違いが 無いように見える (各季節の質量流線関数の図ではフェレル循環域の等値線の本数は S=1300W/m2 の場合と S=1400W/m2 の場合で同じ).
S=1300W/m2 と S=1400W/m2 の場合で安定度の違いを見るため \DP{\theta}{p} の図も作ろうとしている. 今日までに作った \DP{\theta}{p} のデータはどうも計算間違い しているようなので再確認する.
次回日程
2017 年 04 月 25 日 (火) 10:00-12:00 TV 会議にて. 接続希望は dcmodel@gfd-dennou.org (松田) まで. 4/25 より後は, 基本的に木曜日に行なう予定.