DCPAM 作業ミーティング記録 (2017/04/25)
参加者
- 北大
- 石渡
- 神戸大
- 高橋(芳), 松田, 林
松田からの報告
- DCPAM を用いた太陽定数変更実験
- 計算設定 海洋の深さ 60m 地形あり T21
S=1250W/m2, 1350W/m2 の場合についても計算が終了した. phase diagram 上に点が増えた. 氷境界緯度が 20 度となる状態から 70 度となる状態まで それっぽくつながって見えるようになった.
降水の平面分布 (年平均) では, 低緯度ではどの場合も 赤道にピークができているように見える.
東西平均東西風(年平均) では, 亜熱帯ジェットの軸の位置は 太陽定数が大きくなる従い, 高緯度側にずれていっているように見える. ピークの値は 1350 W/m2 の場合が少し小さいように見える.
質量流線関数 (年平均) では, S=1250W/m2 から 1400W/m2 までは, S の増加にしたがい南半球の循環の強さが弱くなる傾向は やっぱりあるみたい.
赤道における安定度鉛直分布では, S=1250W/m2 から 1400W/m2 までほとんど 変わらない
次の計算, 宿題
現在, S=1500W/m2, 1600W/m2 (初期温度 200K), 1450W/m2 (初期温度 280K) ただ, S=1500W/m2 (初期温度 280K)の場合ではタイムステップを かなり小さくしないと (ΔT=3min とか) 走らないようなので 計算に時間がかかりそう.
その次は, large ice cap の状態は太陽定数がどこまで小さくなると 消失するのか見たいので S=1225 W/m2 の場合について計算する予定.
また, OLR の平面分布, 雲水量の平面分布もちゃんと作っておくようにする.
このまま計算が順調にいけば秋の学会で発表したい.
次回日程
2017 年 05 月 11 日 (木) 10:00-12:00 TV 会議にて. 接続希望は dcmodel@gfd-dennou.org (松田) まで.