鉛直 1 次元設定での地球大気放射フラックス計算 (ICRCCM)
概要
ICRCCM (Ellingson et al., 1991; Fouquart et al., 1991) の設定に基づき, DCPAM の鉛直 1 次元設定での放射フラックス, 放射加熱率の計算. ただし, ICRCCM のすべてを扱っているわけではない.
モデル
設定と結果
- 共通設定
- 地球放射モデル
- 解像度: L26
- 積分時間: 1 ステップ
長波: Case 25, 短波: Case 35
- 計算条件
- 温度, 水蒸気, オゾン分布
- 微量成分体積混合比
- CO2: 300 ppmv, N2O: 0 ppbv, CH4: 0 ppbv
- 太陽天頂角 30 度
- 太陽定数 1366 W m-2
- 惑星表面アルベド 0.2
- namelist ファイル
- 結果と描画スクリプト
- 長波放射フラックス: png ファイル, GPhys スクリプト (このスクリプトはこのデータを必要とします.)
- 破線は LBLRTM (Clough et al., 1992) による計算結果.
- 短波放射フラックス: png ファイル, GPhys スクリプト
- 青の四角は他のモデルによる地面での下向きフラックスの中央値 (Fouquart et al., 1991)
- 加熱率: png ファイル, GPhys スクリプト (このスクリプトはこのデータを必要とします.)
- 破線は LBLRTM (Clough et al., 1992) による計算結果.
- 長波放射フラックス: png ファイル, GPhys スクリプト (このスクリプトはこのデータを必要とします.)
- 参考情報
- RRTMG との比較
- 長波放射フラックス: png ファイル
- 破線は LBLRTM (Clough et al., 1992) による計算結果.
- 一点鎖線は RRTMG による計算結果.
- 短波放射フラックス: png ファイル
- 青の四角は他のモデルによる地面での下向きフラックスの中央値 (Fouquart et al., 1991)
- 一点鎖線は RRTMG による計算結果.
- 加熱率: png ファイル
- 破線は LBLRTM (Clough et al., 1992) による計算結果.
- 一点鎖線は RRTMG による計算結果.
- 長波放射フラックス: png ファイル
- RRTMG との比較
長波: Case 27, 短波: Case 34
- 計算条件
- 温度, 水蒸気, オゾン分布
- 微量成分体積混合比
- CO2: 300 ppmv, N2O: 0 ppbv, CH4: 0 ppbv
- 太陽天頂角 70 度
- 太陽定数 1366 W m-2
- 惑星表面アルベド 0.8
- namelist ファイル
- 結果と描画スクリプト
- 長波放射フラックス: png ファイル, GPhys スクリプト (このスクリプトはこのデータを必要とします.)
- 破線は LBLRTM (Clough et al., 1992) による計算結果.
- 短波放射フラックス: png ファイル, GPhys スクリプト
- 青の四角は他のモデルによる地面での下向きフラックスの中央値 (Fouquart et al., 1991)
- 加熱率: png ファイル, GPhys スクリプト (このスクリプトはこのデータを必要とします.)
- 破線は LBLRTM (Clough et al., 1992) による計算結果.
- 長波放射フラックス: png ファイル, GPhys スクリプト (このスクリプトはこのデータを必要とします.)
備考
- モデル内では, 放射過程以外 (乱流過程, 雲過程) も計算されている. しかし, 放射フラックスの計算結果のみ利用する場合には, それらの過程の計算は放射フラックスに影響しない.
- 与える鉛直プロファイルを変更することで, 他のプロファイルでの放射フラックス計算も可能である. 例えば, 熱帯大気, 中緯度夏大気, 中緯度冬大気, 極域夏大気, 極域冬大気 (Ellingson et al., 1991) のデータは用意している.
- これらを利用する際には, *.conf ファイル内の set_1d_profile_nml namelist ブロックにおける変数, InFileName によってファイル名を変更すること.
謝辞
- LBLRTM (Clough et al., 1992) による計算結果は, <URL:http://www.met.fsu.edu/people/ellingson/LBLWeb/> から取得しました.