[ 地球流体電脳倶楽部 / dcrtm / SIGEN ]
- 倉本圭、はしもとじょーじ、高橋芳幸、濱野景子、高橋康人、三上峻、大西将徳
- US standard カットオフなし計算
- 10000 [cm-1]より高波数について MT_CKD model の適用範囲
- H2O は 20000 [cm-1], O3 は 54000 [cm-1] までデータを扱っている
- カットオフ無しの場合と, MT_CKD model との光学的厚さのギャップは, 紫外線領域の吸収線の考慮の有無による可能性が高い
- 分子種ごとの連続吸収のスペクトルがどのようになっているのかMT_CKD model で計算してみる
- line-by-line Nakajima et al., 1992 計算
- 吸収断面積のテーブルを使った3次スプライン補間を検討
- 線型補完の場合と比較検討を行った
- 比較条件
- 波数領域: 100 - 10000 [cm-1], 波数分解能: 0.01 [cm-1]
- 各波数での相対誤差(= (補間値 - 真値)/真値)の絶対値を領域全体で平均
- 圧力を固定して, 温度を変数に補間を行った結果
- スプライン補間の方が線型補間よりも相対誤差が小さい
- 100 [K] ごとのデータでスプライン補間した場合(固定圧力: 10^6[Pa], 温度データ: 300, 400, 500, 600[K], 被補間温度: 450[K])
- スプライン補完した場合の相対誤差: 1.77E-03 (線型補完の場合の相対誤差: 5.42E-03)
- 200 [K] ごとのデータでスプライン補間した場合(固定圧力: 10^6[Pa], 温度データ: 200, 400, 600, 800[K], 被補間温度: 500[K])
- スプライン補完した場合の相対誤差: 8.80E-03 (線型補完の場合の相対誤差: 2.02E-02)
- 温度を固定して, 圧力を変数に補間を行った結果
- lnP で刻んだ時の方が P で刻んだときよりも補間の精度はよい
- 一桁ごとの圧力テーブルを与えて計算した場合にも相対誤差は 10 % 程度で, 線型補間とあまり変わらない
- 波数に対して, 相対誤差がどのようになっているか, また, ある波数で, 圧力ごとにどのように吸収断面積が変化しているかなどを確認する
- mtg 資料
- To Do
- 吸収断面積の内挿アルゴリズムのテスト
- MT_CKD model の連続吸収を分子ごとに計算する
- 吸収源に NH3 を導入
- 蒸気圧はアントワン式
- 断熱温度減率の式の定式化を進めている
- 惑星科学会の予稿作成
- 高橋康さんの放射プログラムの応用先のひとつとしての紹介
- 今回紹介された計算は長波, 短波グレーの条件で計算している
- 30 [bar] - 0.03 [bar] の範囲ではガリレオプローブの温度プロファイルとよく合っている
- 木星のような, 東西風の縞構造は現れるが, 赤道付近の風向きが実際の木星とは逆になっている
- 2013/09/20(金) 14:00-
- 来週 9/16 (月) は祝日
- 来週 9/17 (火) - 9/20 (金) はフロンティアセミナー
dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff
Last Updated: 2013/09/09, Since: 2013/09/09