この文書は deeoconv/arare を用いて手軽に実験を行うためのチュートリアル です.
deepconv インストールの手引 を参考に, deepconv/arare5 のビルドを行ってください. 「インストールの手順」の「ソースのコンパイル」まで行ってください. いくつかのコンパイラに関する注意書き も参照下さい.
ビルドが完了すると, "src/main" ディレクトリ以下に, arare, arare_initdata といった実行ファイルが作成されます.
deepconv にはモデルの性能評価のための理想的な条件を与えた実験を行うテス トプログラムがあらかじめ用意されています. deepconv が正常に動作している かどうかを確認するためにも, まずはこれらのテストプログラムを実行するこ とをお勧めします.
テストプログラムは以下の 7 つが用意されています.
それぞれの実験を行うためのスクリプトは "exp_setup_files" 以下のサブディレクトリ 以下に格納されています.
スクリプトを実行するためには, あらかじめ可視化ツールとして電脳 Ruby プロジェクトから提供される Gphys をインストールしておく必要があります. インストール方法は 電脳Ruby謹製品 インストールガイド を参照してください.
次に数値実験を自分で実行する方法について説明します. ここでは上記のテストプログラムを例とし, 一度スクリプトを用いてテストプログラムを実行済とします. 実験は以下の 4 つのステップに沿って行います.
なお実験ディレクトリの準備は, 必ずしも必要ありません. ここではある実験の設定や結果が他の実験と混ざってしまうことを防ぐために, 各実験ごとにディレクトリを作成しています.
重力流の実験を実行する方法をこちらで説明します.
簡単な解析・可視化については, 簡単解析・可視化 (DCPAM) を参考にしてください.
src ディレクトリ以下の編集を行った場合, 以下のようにすることで実験用ディレクトリの内容を更新することが可能です.
ソースツリー直下で
$ make clean $ make
を実行します.
ソースのコンパイルについては, インストールの手引 の 「インストールの手順」の「ソースのコンパイル」を参考にして下さい.