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arare5 のデバック作業の記録

要約

乾燥対流を扱う分には特に問題なかったが, 木星条件で計算すると arare5 の 方が arare4 に比べて湿潤対流領域の平均温度が高くなってしまった. 結果と して, 間欠性の周期が大きく変わってしまった.

この原因を把握すべく, プログラムのデバックを行った. arare4 と arare5 で はソースが大きく変わっているので, 精度の高い比較が困難であった. そこで, arare4 のソースを arare5 のソースに段階的に近づけ, arare5 のモジュール を arare4 に移植し, どのモジュールが悪さしているか絞り込んでいった.

結果として, 乱流過程のモジュールに問題があることがわかった.

deepconv/arare4 とdeepconv/arare5 の比較

木星条件で 1 つのサーマルの上昇実験を行った. deepconv/arare4 と deepconv/arare5 では, 湿潤対流層の鉛直温位プロファイルにずれがある (~80 km で 0.5 K 程度).

arare5 については, 最新コードだけでなく過去のバージョンも利用したが, 結果は変わらなかった. arere4 については若干修正を行った.

deepconv/arare4 の修正

木星条件で 1 つのサーマルの上昇実験を行った. deepconv/arare4 を段階的に 修正することで, 湿潤対流層の鉛直温位プロファイルが大きく変化する原因を 探った.

ソースプログラムとしては, arare4 の修正版 (20130118版) を利用した.

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dcmodel Development Group / GFD Dennou Staff dcstaff@gfd-dennou.org
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